心と身体に大きく影響している小さな微生物の話(後編)

こんにちは、OFFICE YourDesignの正木です。

前回の記事に引き続き、微生物から人間への
大きな影響力や驚きの働きをご紹介していきます。

身の回りの微生物環境を整えることは、心と身体の健康に大きく影響しています。そのため、善玉菌まで除いてしまう、除菌はやりすぎると健康にとってマイナスになってしまうこともありますので、大切なポイントは、菌を全て除くのではなく、善玉菌を増やすことです。

さて、では私たちを守ってくれる存在でもある、微生物とはどんな生き物なのかご紹介していきます。

微生物と人間の似ているところ

微生物・人間・細胞のイメージ

人間の身体には、腸内細菌叢や常在細菌叢など1000兆の微生物がいると言われていますが、その内の約80%が日和見菌です。日和見主義な菌たちですので、その時その時の強いものについて行きます。なんだか人間の組織みたいじゃないでしょうか(笑)

残りの20%の内、10%が善玉菌、10%が悪玉菌で、全体が構成されているそうです。この割合が変化して、悪玉菌が11%、12%、13%…と増えていってしまうとどうなるか?悪玉菌が優勢になってくるので、日和見菌たちは、悪玉菌に味方するようになってしまいます。

逆に善玉菌を少しずつでも増やしていけば、善玉菌が優勢になり、日和見菌たちは善玉菌に味方するようになり、人の身体の健康にも良い影響をしてくれます。

除菌してしまうと、悪玉菌だけでなく善玉菌も日和見菌も除いてしまうので、なるべく必要最低限にして、基本的には善玉菌を増やすようにしましょう。

 

微生物はドブ川のヘドロも食べる

微生物、環境浄化、ドブ川のイメージ

微生物の中にはヘドロを食べてくれる種類もいます。光合成細菌という名前の菌は、ドブ川に溜まって悪臭を放つヘドロを食べて分解してくれるので、我々が住む街の川の浄化活動でも大活躍しています。

ヘドロの正体は、酸素がない状態で有機物(食べ物や生き物の死骸やフンなど)が腐敗した残骸です。それを光合成細菌などが分解して、その他の生き物が食べられるエサに変えていきます。

わたしの住む大阪でも、淀川や、枚方市の天の川でも、微生物を使った浄化活動が続けられていて、街に住むたくさんの人の暮らしも、微生物によって守られているということです。

大阪市漁業協同組合による浄化活動概要

天の川の清掃活動

 

微生物は放射能も食べる

放射能測定、ガイガーカウンターのイメージ

東日本大震災によって被災し、放射能汚染された福島県では、微生物を使った除染活動もされています。この情報は、微生物を題材にしたドキュメンタリー映画【蘇生】や、琉球大学で微生物の研究をされている、比嘉教授の本などから知ったのですが、放射能汚染された田畑や土地に、微生物をまくと、放射能汚染が消えてしまうそうです。

この働きも、光合成細菌が主体となっているのですが、この微生物は地球にまだ大気がなかった頃から、宇宙から降り注ぐ放射線をエサにして生きてきた微生物らしいです。その光合成細菌が酵母や乳酸菌などと協力して、放射能を分解して無害化しています。わたしは、チームワークで仕事をするのも少し人間みたいだなぁと思いました。

すでに被曝してしまった人の体内の放射能を無くしていく働きもあるそうで、チェルノブイリから日本に来て、微生物を活用した人たちの内部被曝は、大幅に軽減されたことを、チェルノブイリが発表しています。

 

生態系の底辺を支える微生物

微生物、大地のイメージ

微生物がたくさん生きている土は、ふかふかでいい匂いがして、生き物がよく育つそうです。土の中で育つ野菜や虫たち、土から芽がでる木々や草花や野菜など、それら全て微生物の働きが大きく関わっています。

人間や大型の肉食動物を、生態系のピラミッドの頂点として、ピラミッドの一番下、最底辺を支えているものは微生物たちです。動物や植物を食べて排泄する動物、その動物や植物や排泄物をさらに細かく分解する虫、さらにそれを分解して土に還す微生物たちがいるから、自然界の循環が成り立っています。

微生物たちの環境を整えることは、自然環境を整えることにもなり、回り回って人間や動物たちを育ててくれています。

 

微生物と人、人と地球の関係

カッパドキア、地球浄化のイメージ

目に見えないほど小さな微生物にとって、人間の身体は地球のようなものだとわたしは思ったのですが、逆に地球にとって人間は目に見えないほど小さな微生物みたいなものかもしれません。

人間は、身体にいる悪玉菌がどんどん増えてしまうと、心身が不健康になっていき、最終的には死んでしまうかもしれません。そのため、お腹が痛い時には下剤を飲んだりして、腸内の微生物を一掃します。では、地球の場合ならどうでしょうか?地球にすむ生き物たちが、どんどん環境を破壊して、海や川や大地を汚染していくと、そのままでは地球は死んでしまうかもしれません。戦争や核実験、化学物質やゴミの大量投棄、日々の生活排水など、現在の人間は地球からすると悪玉菌のような存在かもしれません。

聖書などに伝わるノアの箱船の話は、大洪水によって全てが洗い流されてしまう話ですが、これは地球にとっての腸内洗浄ですから、人間がこのまま進んでいくと地球にとって、また大きな浄化が必要となってくるでしょう。人の身体は土から産まれて土に還っていきます、土は地球の皮膚、木々は地球の毛髪、海や川は地球の血管、水は地球の血やリンパ液、地球にも脈やツボがあります。というよりも、そもそも人間の元型は地球です。

微生物にはヘドロや放射能を分解して、汚染された水や大地を浄化する力があります。人間が微生物の力を借りて、地球を浄化していくことができれば、大洪水のような天変地異による浄化も必要なくなるかもしれません。そしてその浄化活動は、福島・東京・名古屋・大阪などすでに日本中で行なわれていて、ドキュメンタリー映画【蘇生】などでも紹介されています。

 

 

いかがでしたでしょうか?

小さな微生物の大きな影響力の数々をご紹介してきました。わたし自身も微生物のことを学んでいる最中ですので、まだまだわかっていないこともたくさんありますが、今後も実践しながら役立つ情報をご紹介していきます。

それでは、また☆

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