良い所をほめるコーチングの失敗例

OFFICE YourDesign代表・コーチの正木です(ご挨拶・自己紹介をみる
大阪の自宅より。きょうはどんな1日にしたいですか?
わたしは今日は資料の作成や、広告の原稿づくりなどがメインですので、作業時間をはかりながら短期集中で仕事しようと思います☆

 
それでは本題☆

良い所をほめるコーチングの失敗例

 

 

昨日の説明会でも話していたのですが、クライアントや部下や後輩など関わる人の良い所をみつけてほめて伸ばすという事はとても良い関わりだと思います。しかしこの方法ではうまくいかないケースというものもあります。

 

2014-11-13 08.41.12

 

師ルータイスに聞いた話でもありますが、虐待されていた子どもたちの無意識にはどんな自己イメージや価値観、世界観が深く刻み込まれているのかというと「大人は自分をなぐるものだ」「世界は良い所ではない」「自分はダメな人間だ」などというものです。

 

このような子達へ、人生の素晴らしさや幸福や愛を知ってほしいと思って。

ことあるごとに愛情を様々な方法で伝え良い所を見つけほめたりはげましたり抱きしめたりすると。その子たちはなんと家のソファに火をつけたり、めちゃくちゃないたずらをしたり、外でけんかをしてきたりという行動を見せるそうです

 

そのような行動をとると、大人からこっぴどく叱られたりひどい目に遭わされたり場合によっては殴られたりするのですが。そうして子どもたちは安心します。無意識に刻まれたものと一致するからです。

 

自分は愛されない人間だという無意識を持っている人へ愛情をそそぐと、ほぼ間違いなく逃げ出したり、ひどい事をして嫌われようとします、愛情を注いでくれなくなるような行動や振る舞いをとり続け、根気づよく愛情を送り続けていた相手も疲れ果ててとうとう愛情を送らなくなった時。「ほらやっぱり!わたしは愛されない人間なんだ。」と無意識は安心します。

 

重要なのは、良い所を見つけてほめたり愛情を注ぐだけですぐ良い方向へいくと短絡的に考えるのではなくて、無意識を変える事が必要だという事です。無意識を変えるための理論や技術はいくつかあるので、それらを学んで頂くととても役立ちます。ですがそういう事を学ばなくとも相手の無意識を変えてしまうほどの愛情を、気が遠くなるほどの期間がむしゃらに徹底的に注ぎ続け無意識を書き換えてしまうケースなどもあります。

 

ほめてよくなるケースもありますが、このような事になるケースもあります。子育てでも恋愛でも方法よりも相手をよくみる事が大切ですね、自分自身にたいしてもそうです。

 

それでは、また☆

 

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