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高次元に上昇したいのに進めない…スピリチュアルで悩んだときのヒント

「次元上昇したいのに、なぜか苦しい」
スピリチュアルを学ぶ中で、そんな違和感を抱いたことはありませんか?

「波動が低いから進めないのかな…」
「他の人はうまくいってるのに、自分は取り残されている気がする」
そんな焦りや自己否定、そして“見えない霊的プレッシャー”に悩む声が、今とても増えています。

この記事では、リアルな相談事例をもとに、心理学・文学・聖書の3つの視点から、「次元上昇できない苦しみ」の背景を探ります。

「もっと上に行かなきゃ」とがんばるあなたへ。
その苦しみの奥にある本当の導きを、一緒に見つけてみませんか?

Contents

1.リアルな悩み相談事例|「高次元に行けない」…その苦しみの声

「高次元に行きたいのに、なぜか進めない」
「もっと波動を上げたいのに、むしろ下がってる気がする」
そんな声が、近年とても増えています。

スピリチュアルな学びが広がる一方で、“苦しみ”や“焦り”を感じている人たちが、今、とても多く存在しています。
ここでは、実際に寄せられたリアルな相談の中から、いくつかの声をご紹介します。

スピリチュアルを学ぶほど苦しくなる?|焦りと自己否定のループ

「最初は癒されたくてスピリチュアルを学び始めました。
でも今は、“もっと手放さなきゃ”“波動を上げなきゃ”って、できない自分にイライラしてしまいます」

20代女性からの相談です。
彼女はもともと心の傷を癒したくてヒーリングやチャネリングを学び始めました。でも、知識や技術が増えるにつれて、「ちゃんとできない自分」を責めてしまうようになったそうです。

「本来の自分に戻る」ための学びが、いつしか「理想の自分を演じ続ける」プレッシャーに変わっていたのです。

「他人は進んでいるのに自分は置いていかれた」感覚

「周りは次元が上がったとか、意識が拡張したとか言ってるのに、 私は何も感じないんです。
このままだと、ひとりだけ“取り残される”んじゃないかって不安で…」

スピリチュアル界隈では、「次元上昇」や「5次元意識」といった言葉が飛び交います。それを聞くたびに、「自分はまだそこにいない」ことを痛感してしまう人もいます。

特に、SNSや講座の中で周囲の“気づきのシェア”を聞くと、自分だけが“目覚めていない存在”のように思えてしまうこともあるのです。

比較や罪悪感で「波動が下がった気がする」

「落ち込むと、“こんな感情を持ってちゃいけない”って思って、 焦って波動を上げようとしてしまいます。
でも、結果的にますます疲れて、波動が落ちてる気がします…」

ネガティブな感情を持つことが“悪いこと”のように感じてしまう――
それはスピリチュアルの副作用ともいえるかもしれません。

「怒ってはいけない」「恐れを持ってはいけない」そう言い聞かせることで、自分の感情にフタをする人も少なくありません。

でも、それはまるで風邪をひいているのに「元気なふり」をしてしまうようなもの。表面的には笑っていても、心の奥ではどんどん波動が下がっていくのです。

自分を責めてしまう…それでも進まなきゃいけないの?

「“目覚める人はどんどん目覚めていく”って聞くと、
何かしないといけない気がして…
気づいたら、スピリチュアルが義務になっていました」

本来、スピリチュアルな成長は自然な“気づき”から生まれるものです。
でも、現代の情報過多な環境では、「やらなきゃ」「進まなきゃ」「目覚めなきゃ」という焦りが人の心を追い詰めることもあるのです。

スピリチュアルでさえも、「頑張らないといけない世界」に感じてしまったとき、その人の心はすでに疲れているのかもしれません。


次の章では、こうした悩みの背後にある心の仕組みについて、
心理学的な視点から掘り下げていきます。

焦りや比較、罪悪感――
それらはどうして私たちの中に生まれてくるのでしょうか?

 

2.心理学から見る“次元上昇できない”心の仕組み|焦りの裏にあるもの

スピリチュアルな道を歩もうとする人たちが、ときに焦りや罪悪感に苦しむのはなぜなのでしょうか?

ここでは、心理学の視点から「次元上昇できない」と感じてしまう心のしくみを紐解いていきます。

なぜ人は「今の自分では足りない」と思うのか?

私たちが「足りない」と感じるとき、その根底には“条件つきの自己価値”があります。

「ちゃんとできている自分」
「ポジティブで愛に満ちた自分」
「波動が高い自分」

――そういった理想の自分像を無意識に描いて、それと今の自分を比べてしまうのです。

心理学では、こうした現象を「理想自己と現実自己の乖離」と呼びます。理想に届かない自分を見るたびに、「私はまだ足りない」と感じてしまうのです。

承認欲求と「スピリチュアル比較症候群」

スピリチュアルの世界でも、承認欲求はひそかに働いています。

「誰かにすごいって思われたい」
「私は進んでいると認められたい」
「“高次元”にいるって言われたい」

――そうした気持ちは悪いものではありませんが、他人との比較が始まると、心は不安定になっていきます。

講座でのシェア、SNSでの気づき投稿、仲間の“進化”報告……
それらが刺激となって、「私はまだそこにいない」と焦るようになります。

こうした状態は、いわば“スピリチュアル比較症候群”とも言えるでしょう。真理の道でさえ、人と比べるとつまずきやすくなるのです。

“成長しなきゃいけない”という無意識のプレッシャー

スピリチュアルの学びを進める中で、
「成長するのが当たり前」
「気づき続けるのが正解」
「進まない人はまだ闇にいる」

そんな“見えないプレッシャー”を感じている人は少なくありません。

でも、心理学の視点から見ると、「成長し続けなければならない」という思考は、むしろ防衛反応の場合があります。

自分の弱さや未熟さを受け入れるのが怖いとき、人は「もっと成長しよう」と無意識に自分を追い立ててしまうのです。

本当の癒しは、“変わらなきゃいけない”という義務感ではなく、 「今の自分でも大丈夫だった」と思えた瞬間に訪れます。

感情を無視すると、むしろ波動は下がる?

「怒っちゃいけない」
「不安は手放さなきゃ」
「ネガティブな感情は波動を下げる」――

そんな思い込みが、かえって波動を重たくしていることがあります。

なぜなら、感情は“感じきる”ことで癒されるものだからです。見ないふりをしても、ネガティブな感情は心の奥で渦を巻き続けます。

心理学では、感情を抑圧するとそれが“身体的な不調”として現れることもあると言われています。
スピリチュアルな視点で言えば、感情を受け入れることこそ、波動を整える第一歩なのです。


焦りや比較、罪悪感を感じるのは、あなたが未熟だからではありません。それだけ「真剣に進もうとしている」証でもあるのです。

でも、疲れてしまったら――
いったん立ち止まってもいいのです。

次の章では、「今すぐできる」やさしい実践方法を3つご紹介します。

 

3.今すぐできる!スピリチュアル疲れを和らげる3つのステップ

「次元上昇しなきゃ」
「もっと波動を上げなきゃ」
そう思えば思うほど、なぜか疲れていく――

そんなあなたへ、今すぐ実践できるやさしい3つのステップをご紹介します。

小さなことで大丈夫です。この章では、“上に行く”ことよりも、“戻ってくる”感覚を大切にしてみてください。

① グラウンディング:心と身体を今ここにつなげる

人間には霊肉魂が与えられていて、スピリチュアルな学びとは霊と魂の意識を高めたり成長させることといえます。

でも、やはり肉体を管理することも重要なのです。

スピリチュアルに寄りすぎて不安定になったときは、グラウンディング(地に足をつけること)がとても大切です。

たとえばこんな方法があります。

グラウンディングは、“波動を上げる”よりも大切な基盤です。安心感や自分軸を取り戻す鍵となってくれるはずです。

 

② 内なる比較を手放す「書き出しワーク」

焦ってしまうとき、多くの場合そこには「比較の声」があります。

そんな声に飲み込まれそうになったら、ぜひ試してみてください。

《書き出しワーク》

  1. 日記やノートとペン、またはスマホを用意
  2. 心の声をそのまま判断せずジャッジせず書き続ける
  3. その声の裏にある「願い」を書き出す
  4. 本当の願いを口に出してみる
  5. 利己的な願いは手放せるように祈る

このワークは、比較グセの思考回路を一歩離れてメタ認知する時間です。「私は私でいい」と思える空間が、ほんの少しずつ広がっていきます。

 

③ “高次”に至るために内面を磨く視点に切り替える

スピリチュアルにはまる人の多くは、不思議な霊的パワーを身に着けたい、高次元の存在とつながりたいと思うものです。

でも、実は――

高次元の存在とつながろうとすることには大きなリスクが潜んでいるのです。

霊的な意識を高めることで、霊的な存在とつながることは可能ですが、はたしてそれが良い霊なのかはわかりません。

スピ系のコミュニティには、神とつながっていると自称しながら、どこからどう見てもみすぼらしくて普通の一般人以下としか思えないような人もたまにいます。

「高次元」とは、どこか遠くにある場所ではありません。無理に霊的な存在につながろうとする必要もありません。

私たち一人一人が高次元の存在によって作られたものだからこそ、 あなたの内側の“深さ”にこそ、その入り口があります。

どこまでも内面を磨いていくことで、波動が高まりますし、現実的にも魅力的な人物になることができます。

何もできないときは「息を吐くだけでも癒し」

「何もやる気が起きない」
「頭も働かない」
そんな日もあるでしょう。

でも、そんなときも大丈夫です。
“ただ息を吐く”ことさえ、癒しになります。

もし可能であれば、自然が豊かなところで新鮮な酸素をいっぱ吸い込んでください。それだけでも、脳に十分な酸素が与えられて活性化するので波動も変化します。


次の章では、次元上昇の原点ともいえる古典文学の視点から、スピリチュアルの真実に迫っていきます。

 

4.文学で読み解くスピリチュアルの葛藤|ダンテ『神曲』より

「高次元へ上がりたいのに、なぜこんなにも葛藤ばかりあるのだろう?」
そんな疑問を抱えたとき、ヒントをくれるのが中世の文学作品――ダンテ・アリギエーリの『神曲(しんきょく)』です。

ダンテが描いたのは、「地獄」「煉獄」「天国」という三部構成の“魂の旅”。それは、まさにスピリチュアルな上昇と苦悩のプロセスそのものでした。

この章では、『神曲』という古典文学の名作に込められた“魂の進化の物語”をひもときながら、現代の私たちが直面するスピリチュアルな葛藤の意味を考えていきます。

『神曲』とは?地獄・煉獄・天国という上昇構造

ダンテの『神曲』は、彼自身の霊的ビジョンを詩のかたちで描いた壮大な叙事詩です。
彼は道に迷った“自分自身”を主人公にして、次のような構成で物語を進めました。

これらは単なるファンタジーではなく、人間が魂の成長のために通る“霊的プロセス”を詩的に描いたものです。

スピリチュアルな道を歩む人がぶつかる痛みや試練――
それは、まさにこの「地獄→煉獄→天国」という構造と重なります。

罪と向き合い、徳を積み、光へ至る旅

『神曲』の旅の要となるのが、「罪との直面」と「徳の修練」です。

たとえば煉獄篇では、人々が自らの傲慢、嫉妬、憤怒、怠惰などの罪をひとつずつ自覚し、悔い改めながら山を登っていきます。

この構造は、現代のスピリチュアルにも通じます。

まさにそれが、スピリチュアルな上昇のための「内なる訓練」なのです。

「内なる浄化と努力で天へ昇る」構造の美しさ

『神曲』の旅では、天へと至るために人間の努力や意志が必要とされます。
神は一方的に救ってくれる存在ではなく、自らの意思で罪と向き合い、神に近づこうとする者を導くのです。

この構造には、強さと美しさがあります。なぜなら、「ただ願えば叶う」ではなく、“魂を磨く努力”そのものが尊いものとして描かれているからです。

このプロセスは、スピリチュアルの本質ともいえる“誠実さ”そのものなのです。

『神曲』と聖書の違い:描かれない“敵”の存在

『神曲』は美しく、感動的な霊的成長の物語です。
けれど、ある視点が抜けています。

それは、“霊的な敵=サタン”の存在です。

聖書では、霊的な成長の過程において、しばしばサタンによる誘惑、嘘、混乱が描かれます。
アダムとエバも、最初は神と共に歩んでいたのに、サタンの言葉により罪に堕ちました。

つまり、スピリチュアルな旅には

「ただ登ればいい」では済まされない、見えない霊的攻撃との戦いがある

これが聖書の大きな特徴であり、『神曲』には明確には描かれない視点です。

そしてその中で必要とされるのが、“神の助け”と“自らの悔い改め”なのです。


ダンテが描いた『神曲』は、スピリチュアルな成長を目指す者にとって、とても美しい光の地図です。
けれど、私たちが歩む現実の道には、誘惑、偽り、霊的な敵(サタン)との見えない戦いも含まれています。

それを忘れてしまうと、「がんばっているのに進めない」自分を責めてしまうかもしれません。

でも本当は――
進めないのではなく、“戦っている”のです。

次の章では、その戦いと赦しの視点から、聖書が教えるスピリチュアルな真実に迫っていきます。

 

5.聖書の視点から見る次元上昇|あなたを妨げる“霊的な嘘”

「次元上昇したいのに、なぜこんなに苦しいのか」
「スピリチュアルを追い求めているのに、心が離れていく気がする」

もしかしたらその背後には、“霊的な嘘”が忍び込んでいるかもしれません。
それは、あなたを惑わせ、遠回りさせるための見えない敵(サタン)のささやきです。

聖書には、人間が「自分の力で高みを目指した」ときに、神から離れて快楽的な生活におぼれて、最終的に霊魂が飢え乾いて滅んでいったことがくり返し描かれています。
この章では、創世記からはじまる“霊的な戦い”の構造を読み解きながら、「どうすれば本当の光に戻れるのか?」を一緒に探っていきましょう。

創世記に見る“高みを目指す”誘惑と堕落の始まり

聖書のはじまり、創世記にはこうあります。

「これを食べると、あなたがたの目が開け、神のようになれるのです」(創世記3:5)

これは、サタン(へび)がエバに語った言葉です。
その誘惑は、「もっと上に行ける」「もっとすごい自分になれる」といった高みへの誘惑でした。

霊的な世界でもよくあるこのささやき。
でも、そこには“自分の力で神になれる”という傲慢などが隠されていたのです。

その結果、人間は神との関係を失い、魂はさまようようになります。
これが“堕落”の原点でした。

アダムとエバも、サタンの巧妙な嘘にやられた

彼らは悪意を持って神に反逆したのではありません。
ただ、「もっとよくなりたい」「足りない自分を超えたい」と思ったのです。

でもそこに、サタンの巧妙な嘘が入り込みました。

これは昔の話ではなく、今も多くの人が直面している“見えない高次元の罠”です。

「高く上ろうとするほど苦しくなる」仕組み

霊的に「上へ上へ」と登ろうとするとき、私たちは知らず知らずのうちにプレッシャーを抱えます。

でも――その“もっと高く”という意識が、霊的な重荷になることもあるのです。

本来、神との関係は「登っていく」ものではなく、 「立ち返る」もの、そして「迎え入れられる」ものです。

たとえば放蕩息子のたとえ話では、息子が戻ってくるのを、父(神)は走り寄って抱きしめたと書かれています(ルカ15章)。

神は、自分のもとへと“戻ってくること”を喜ばれます。

悔い改めとは“本当の光”に立ち返ること

聖書における「悔い改め」とは、ただ反省することではありません。
それは、「今まで信じてきた偽りから、真理へと方向を変えること」でありサタンとの霊的な戦いでもあります。

つまり――

悔い改めは、気付かなかった愛のまなざしに向き直る行為なのです。


次章では、これまでのポイントを整理しながら、あなたの心に残しておきたい「本質のメッセージ」をまとめていきます。

 

6.まとめ|“上に行けない”のではなく“守られている”のかもしれない

スピリチュアルを学ぶなかで感じる焦りや行き詰まり。
「波動が低いから?」「自分には霊的な才能がないから?」と、自分を責めたくなる日もあるかもしれません。

でも――それはあなたが“遅れている”のではなく、“守られている”のかもしれません。

見えない世界には、まことの光とともに、偽りの光も存在します。
私たちはときに、霊的な好奇心や成長願望によって、思いがけず危険な扉を開いてしまうことがあります。
そんなとき、神は“まだ早い”とあなたを立ち止まらせ、
あえて“進めない現実”を通して、真理へと方向を変えさせようとしてくださるのです。

それは挫折ではなく、愛。
それはブロックではなく、導き。

だからどうか、「上に行けない」と落ち込む代わりに、
「今、守られているのかもしれない」と立ち止まってみてください。

✏️この記事の重要ポイント7選

  1. 「高次元に行けない…」という悩みは、スピリチュアルな学びを深めた人ほど抱えやすい
  2. その焦りの裏には、「他者との比較」「承認欲求」などの心理的な要因がある
  3. 心と身体を整える“グラウンディング”が、真のスピリチュアル成長の土台になる
  4. 焦りや比較の声を書き出すことで、自分の本当の願いと向き合うことができる
  5. “上に行く”より“深く掘る”ことが、波動を本質的に変えていく
  6. 『神曲』が描く上昇の物語には「努力の美しさ」があるが、「見えない敵」の描写はない
  7. 聖書は、サタンの嘘と誘惑に打ち勝ち、愛に立ち返る“霊的な戦い”の視点を与えてくれる

「次元を上げたい」あなたへ伝えたいたったひとつのこと

あなたが今、「もっと上に行かなきゃ」「成長しなきゃ」と苦しくなっているなら――
まずはその重荷を、ひとつ置いてみてください。

成長の歩みは、あなたの価値を決めるものではありません。
周りの人たちが評価する波動の高さが、神の目から見て正しいとも限りません。

本当の“次元上昇”とは、偽りから自由になり、愛へと戻ること。

そのプロセスにおいて、時に止まること、揺れること、迷うことも、すべて神はご存じです。そして、あなたがどんな状態にあっても、こう語りかけてくださいます。

「わたしは決してあなたを見捨てず、見放さない」(ヘブル13:5)

あなたは、見えない導きの中で、守られ、育てられている最中なのかもしれません。どうか、あなただけのペースで、光へと歩んでいってください。


次章では、この記事に合わせて制作したオリジナル楽曲『High Dimension』をご紹介します。
この曲が、あなたの次元上昇を助ける魂への響きになりますように。

 

楽曲『High Dimension』裁きの中にある“本当の愛”

「高次元に行けない」と苦しむその背景には、
もしかすると“愛に見せかけた嘘”と、“怒りに見える愛”が交差しているのかもしれません。

『High Dimension』は、そんな霊的な迷いと試練の中で「あなたはどちらを選ぶのか?」という問いを突きつけます。

この曲には、人間・神・御使い、それぞれの視点から語られるメッセージが織り込まれています。以下にこの楽曲を設置していますので、イヤフォンなどで静かに聴いてみてください。
 
https://yourdesign.jp/wp-content/uploads/2025/07/High-Dimension.mp3?_=1  

【Intro(人間視点)】
life or death — 選べない
全世界 gain in a flame
sell your soul at a bargain
遠ざかる — small the gate

【Verse 1(神視点)】
忘却の血 — turn into ash
裁きの時 — to take it back
天より遣わす burning flash
御使いが断つ no turning back

選ばせよう
sword or no peace
famine or disease
plague or deep freeze

思い出してほしい
祈りに truth は found?
Blind faith in a plastic crown
燃やされる fake — burn it down

【Pre-Chorus 1(御使い視点)】
憎しみじゃない — God’s Mission
裁きは — holy ignition
vision for souls — not demolition
求める、そう — High Dimension

【Chorus 1(御使い視点)】
預かる word — truth like flame
光と闇を分ける — holy name
こころに救いの claim
魂に faith in the same

剣にかける — just move
神の経綸 — in above
全ては導きの — love
でも役目は — break

【Bridge(人間視点)】
drink it down — 怒りの杯
narrow down 選ばれし者
閉ざした own world, still blind
明るみになる — all inside

聞こえる“Now choose life”
“so that may live” 選ぶしかない
今すぐに motion, my brain
上がれるのか High Dimension

【Verse 2(神視点)】
灰にまみれた beloved one
return してほしい my way
呼び求める my name そして
嘆きの voice 聞こえる day

導こう
love and peace
blessing or Grace
no fake on truth

もう十分だ — angel
悔いる danger な鉄槌
閉じる God’s Mission
開かれる High Dimension

【Pre-Chorus 2(御使い視点)】
天からの — divine revision
剣を納める holy decision
滅びから now redemption
Hi precision に Next Horizon

【Chorus 2(人間視点)】
天からの word — 魂の sword
裂かれた veil, 貫く flame
新たな名 こころに claim
恐れを脱ぎ捨て — I proclaim

誰でもない — この voice
呼ばれた時 — make a choice
裁きじゃない — choose the light
High Dimension へ now I rise

【Outro(神と人間の対話)】
I never left — not even then
この裁きは愛の反転
呼びかけた “choose life, not death”
その声に you said “yes”

I lost my name — in shadow’s cage
書かれてた — your book’s page
I’m not alone — I now believe
この愛 remains — and I receive

You’re mine — forever engraved
たとえ、全世界を失っても
welcome back — beloved one
High Dimension に now, well done.


次は、この記事のラストを飾るストーリー
『地獄・煉獄・天国どこいく?』~ムリヤリ異世界転生編~ をお届けします。
リラックスしてお楽しみいただければ幸いです。

 

ストーリー『地獄・煉獄・天国どこいく?』~ムリヤリ異世界転生編~

場所:なぜか異世界
登場人物:
(自己肯定感が低い哲学男子)
未來(承認欲求が強い元アイドル)
千沙(怒りと悲しみにふたをしたJD)
天使K(なぜかいつもいる天使)
堕天使A(元天使だが今悪魔)


【シーン1:高次元へのなんちゃらゲート】

光(心の声):「 ――え、ちょっと待って。なんで俺、ゲートの前に立ってんの?てか、ここどこ?」

(視界に広がるのは、虹色に発光する巨大な門と並ぶ看板)

「✨WELCOME☆高次元へ!✨」
「🔮いらっしゃいませ・魂アップグレード中🔮」
「🍰スピリチュアルカフェ併設🍰」

光:「うさんくさっ!」

(門をくぐると、発光する芝生の広場。その中央に見覚えある姿)

千沙:「……光?まさか、あんたも飛ばされたの?」

未來:「わたし、リハ帰りだったんだけど……気づいたらコレだよ?」

(3人、顔を見合わせる)

未來:「異世界って、もっとファンタジーかと思ってたけど、ここ、なんかこう……量販店のチラシみたいな波動じゃない?」

千沙:「ていうか、私たち死んだ?……いや、転生?」

(その時、上空に漂うホログラムが音を立てて起動)

アナウンス:「あなたの魂に、今、選択のときが訪れています――地獄?煉獄?それとも…天国?」

(BGM“High Dimension”が流れ出す)

🎵 life or death — 選べない……

光:「こえーよ!!」

(その瞬間、3方向へ分かれた道がズズズッと出現。その先には、案内人らしき3人のシルエットが立っていた)

――ムリヤリ異世界転生、はじまりました。

 

【シーン2:5次元スカウトの誘惑】

(3本に分かれた道の先には、それぞれ立っている案内人)

未來:「あっちの黒スーツの人、なんか見覚えない?」

千沙:「…あれ、堕天使Aでしょ?名前変えてるけど、目元がそのまんま」

(黒スーツの男、超笑顔で名刺を差し出す)

黒スーツ:「どうもどうも!私は“高次元コンサルタント”のアカシック・エージェントAですっ☆」

光:「名前に“A”って入ってる時点で隠す気ゼロじゃん…!」

(中央の受付カウンターには、マニュアル片手の無表情スタッフ)

受付:「煉獄エリアへようこそ。当エリアの平均年収は300万円、労働条件は並、福利厚生・社会保険は完備。提携しているキャリアカウンセラーと心理カウンセラーによるカウンセリングが無料で受けられます」

千沙(小声):「……あれ、意外と悪くない……?」

(もう一方、白ジャケットの男が神々しい光のなかから登場。後ろには金色の翼のエフェクト。顔は……どう見てもK)

白ジャケット:「みなさん、こんにちは。私は“天界公認ガイド・Kダッシュ”。今なら罪の悔い改め、初回50%オフです☆」

未來:「やっぱりKさんかいッ!」

(堕天使A風ガイド、グラサンをかけてドヤ顔)

黒スーツ:「私の道を選べば、あなたも“5次元インフルエンサー”に!フォロワー爆増、スピリチュアルパワーで年収もドーン!」

千沙:「うわ……言ってること、全部うさんくさいのに……なんかちょっと惹かれる自分がいるのが悔しい…!」

光:「5次元インフルエンサーって何だよw」

 

【シーン3:プレゼンテーション】

(それぞれの案内人がプレゼンを始める)

黒スーツ(堕天使A風):「ではまず、当・地獄エリアの魅力をご紹介ッ!」

(背後に突然ホログラムでキラキラした“5次元SNS”風の画面が展開)

黒スーツ:「こちらご覧ください!波動バイブスを高めるだけで“無限承認”!あなたのオーラ、誰よりも眩しく演出しますッ!」

未來:「……ただの加工フィルターじゃん」

光:「ていうか“無限承認”ってなに!?あと“波動バイブス”って語感がうるさい」

(黒スーツ、キメ顔で指を突き出す)

黒スーツ:「さらに!魂ローンで“カルマの先送り”OK!今の痛み、ぜ~んぶあと回し!」

千沙:「……なにそれ逆に怖い……」

(中央の煉獄エリア案内人が、落ち着いた声でプレゼンを開始)

受付:「煉獄エリアでは、全世界の小学校から高校までの学費を全額免除、全住民に育児サービスを無料で提供しています。高齢者向けの福祉サービスとして要介護者のいる世帯へは介護AIロボットが貸与されます。定年後の住民には第二生涯設計サポートもあります。役所で必要だった手続きもスマホですべて完結。」

光:「お、おぉ……行政サービスが、異様に手厚い……」

千沙:「……え、それ地味にすごくない?」

未來:「いやもう、めっちゃ住みやすそうなんだけど、煉獄……!」

(そのときパァァァアッと天光が差し、Kがステージに上がる)

K:「天国では、罪を赦され、本来のアイデンティティを受け取る旅が始まります」

(後ろに流れる荘厳な映像:山、星空、花畑、そして謎に美しい光カフェ)

K:「君の魂は尊い。“偽りの光”ではなく、“真の光”を選ぶ準備はできているか?」

(3人、神妙な顔でうなずきかけるが……)

未來:「……でも、煉獄の育児・介護サービスって、なんか現実味がすごいんだけど……」

光:「……あとあの学費免除っていいよな……」

未來:「……第二生涯設計サポートも詳しく聞きたい……」

 

【シーン4:あなたが住みたい世界】

(3人、煉獄パンフレットを見ながらヒソヒソ)

千沙:「しかも“住民満足度92.8%”って書いてある……」

(そのとき、ズバァァァァァン!と稲妻のようなエフェクトとともに、Kがビシィィィィッと指を突き出す)

K:「君たち!いま、何を手にしているのか自覚あるか!?」

光:「えっ、パンフ?いや、制度確認してただけで…」

K:「思い出してみたまえ!現実世界で何に悩んでいた!?」

未來:「……偽物の笑顔ばっかりで、ほんとの自分、出せなかった」

千沙:「……自分を責めて、誰にもわかってもらえない気がしてた」

光:「……自分に価値を感じられなくて苦しかった」

(終了時間が近づき、BGM“High Dimension”が流れ出す)

K:「そう……。魂の痛みは、社会制度では癒せない。

🎵聞こえる“Now choose life”
“so that may live” 選ぶしかない…

(静かに、3人の背後に黄金色のゲートが開き始める)

千沙:「……やっぱり、わたし、あっちに行きたい」

未來:「うん。わたしも」

光:「じゃあ、3人で行くか……天国へ」

🎵今すぐに motion, my brain
上がれるのか High Dimension…

(手を取り合う3人。 そのとき、千沙がふと立ち止まり――)

千沙:「あ、でもパンフレットは……念のため持っとこ」

光:「おい、持ってくの!?」

未來:「光もさっき“学費免除いいな…”って言ってたし?」

K:「……おい!」

──完──