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会社を1年以内に辞めるか続けるかを決意するコーチング

こんにちは、OFFICE YourDesignの正木です。
今回の記事は「本当は今すぐにでも辞めたいけど、これからの事を考えるとどうしたらいいのか・・・。」などと会社を辞めるべきか続けるべきか悩んでいる方が、自分なりの答えを考えて決意できるようになるためのヒントをご紹介していきます。

会社を今すぐ辞めるメリット・デメリット

すぐに辞めたいけど最低3年(1年)は働いておかないと次の転職に悪影響があるかもしれない・・・。こう考える人が多いのではないでしょうか?ここではすぐに辞める場合のメリットとデメリットを考えていきましょう。

 

辞めるメリット

会社にいる事が苦しい人にとっては、嫌な思いをする職場にいかなくていい事や、嫌な上司や同僚などに会わなくていい事が最大のメリットでしょう。毎日毎日嫌な職場へ嫌な人に会いに行くのは本当にツラい事です。会社を辞めたい人の多くは苦しさから逃れたいというのが本音ではないでしょうか。

わたしは過去に、職場で自分が帰ったあとチームの皆がわたしの悪口で毎日のように盛り上がっていた事を知り、とてもショックを受けて職場にいくのがツラくてツラくて行きたくなかった時がありました。もう6年くらいは経っていますがいまだに若干トラウマです・・・。

こんな場所にいればいるほどストレスも溜まって心が疲れてしまいますし、ウツ病などになる可能性も高まりますので、精神的苦痛を我慢し続けるのは要注意です。

 

(参考)ウツ病のサイン

日本では約15人に1人が一度はかかる病気といわれているウツ病のサインはこんなところです、当てはまることが多い方は危険信号ですよ!

うつ病のサイン

【体の面】
睡眠の変化:朝早く目が覚めてしまう、夜中に何度も目が覚めて眠れない、寝つきが悪いなど。
食欲・体重の変化:食欲がない、食べてもおいしくない。食欲が急に増えた。体重が減った、または増えた。
疲労がとれない:朝からぐったりと疲れきっている。疲労感がぬけない。
その他の変化:頭が重い、肩・首が重い。下痢や便秘が続く。

【こころの面】
憂うつ感:気分が落ち込んでいる、何事にも悲観的になる。憂うつだ。
おっくう感:何事にも興味がもてない、何をするにもおっくうだ。
焦り、不安感:イライラして落ち着きがない。不安だ。

【行動の面】
遅刻・欠勤:会社に遅刻することが増えた、欠勤することが増えた
出社拒否:会社に行きたがらない
会話:口数が減る、「自分はだめな人間だ」など否定的な発言が増える。
日常生活:新聞やテレビを見なくなった。人との接触を避けるようになった。

引用元:厚生労働省 こころの耳

 

KEI

ちなみにわたしも元ウツ病ですが、そのおかげで気づいたことも沢山あります。
それらをまとめた記事はこちらです。

 

辞めるデメリット

会社を辞めることのデメリットはどうでしょうか。

これは勤続年数などによりますが勤めて1年未満の場合であれば、次の就職活動への影響は少なからずあると思います。しかしながらよほど大きな会社に転職するのであれば、書類の時点で落とされることもあるでしょうが、中小やベンチャー起業であればそれほど気にする事はないかもしれません。

中小やベンチャーの場合であれば、履歴書や職務経歴書も提出しますが多くの場合は直接会って面接になる事がほとんどだと思います。その時にちゃんと説明できる理由があれば心配する事はありません。

 

面接官が納得する『辞めた理由』

すぐに辞めて転職しても大丈夫な理由はどんなものでしょうか。

例えば、病気や体調不良であればどうでしょうか?これは採用する側からすると正直なところかなりリスクです、採用してもまたすぐに病気になって来れなくなってしまうかもしれない人よりも健康な人を採用したいでしょう。

前の職場は合わなかったという理由はどうでしょうか?これはまた合わなかったらすぐに辞めるかもしれないリスクがありますので、試用期間をもうけたりアルバイトとしてきてもらうことで、お互いに合うか合わないかを判断するのがベターです。また「何故合わなかったのか?どんなところが合わないと感じたのか?」という一歩踏み込んだ理由を聞かれる事もあるでしょう。

職場のパワハラやいじめであればどうでしょうか?これは正当な理由ではないかとわたしは考えます。もし職場の環境がパワハラやいじめがまかり通っているような環境ならばすぐに辞めて、新しい環境を探した方が良いと思います。次の会社の面接官が心ある人ならば理解してくれるでしょう。

将来の目標やりたい事があるという理由はどうでしょうか?これは本気であればOKだと思いますが、目標の実現と転職の理由や再就職先での仕事内容などが矛盾なく一貫していないと違和感を感じてしまうでしょう。また面接する人の価値観にもよります、人の夢や目標を応援したい良い人ならば大丈夫ですが、人の夢や目標をバカにするような人の場合もあり得ます。

KEI

採用する側の会社にもリスクがあります。

わたしは現在、独立してデザイン事務所を経営していますが、会社で管理職をしていた時には採用の面接などもおこなっていました。その時はかなり短期間で職を変えている方には、その理由を聞くようにしていました。何故なら採用してもすぐに辞められると非常に困った事になるからです。

これはわたしの場合ですが、転職エージェント会社を通しての採用だったので、採用した時点でエージェント会社に報酬を支払わなければならないんです、これがなかなかの高額です・・・。それなのにすぐに辞められたらコストは大幅にかかるし採用の手続きや面接や教育などに時間も労力もとられるしで本当に困りました・・・・・。

これは採用する側の企業にとってのリスクですが、就活をされる側の方も相手の立場にたって考えてみると色々な事が見えてくるかもしれません。

 

辞める時・辞めた後にするべきこと

会社を辞める時と辞めた後にするべきことも簡単にご紹介しておきます。

会社との手続き

一般的に必要なこととして、上司への退職願の提出。
会社から自分が預かっていた、社章・セキュリティカード・備品・書類などの返却。
会社から必要書類のうけとり、離職票・雇用保険被保険者証・源泉徴収票・年金手帳・健康保険被保険者資格喪失証明書・退職証明書など

仕事の引き継ぎ

長く働いていて重要な仕事をしているほど大変なのが引き継ぎです、場合によっては数ヶ月かかる事もあります。逆に働いている期間が短かったりまかされている仕事の量や範囲が少ないものであれば数時間ですむ場合もあるでしょう。

立つ鳥跡を濁さずは周りだけでなく実は自分の心理面への良い影響がありますので、自分にできる範囲でなるべく丁寧に最後を締めくくりましょう。

失業手当てを受け取る手続き

次の働き先がまだ決まっていない場合は、お近くのハローワークに必要書類(離職票・雇用保険被保険者証・写真・身分証明書・預金通帳・認印)を持参して手続きしましょう。

 

辞めた後の進む方向を考えるコーチング

ここでは辞めた後にどうすればいいのか、何をすればいいのか、自分の本当の気持ちはどうしたいのか?ということを掘り下げて考えていきましょう。

 

コーチングとは

コーチングとは目標達成や成長のために活用されるアメリカで開発された対話手法です、ビジネスやスポーツなど多くの業界で成果を上げていて近年注目されてきています。コーチングを行なう『コーチ』の語源は馬車で、クライアントを目的地まで安全で快適に連れて行くための乗り物のことです。

そのコーチングでは、目的地(ゴール)と現在地(スタート)を明確にする事が重要視されています。その方法論をつかってあなたの目的地と現在地をクリアにするための情報を紹介していきますね。

 

本心・本音があなたの現在地

KEI

なぜあなたは会社を辞めたいのでしょうか?

まずは現在地を明確にしていきましょう。ノートか紙とペンを用意していただいて本音で辞めたい理由を書き出してください。書き方は文章でも箇条書きでもかまいません、紙に書き出す事で自分で客観的にそれを見ることができます。

ここをしっかり書ければ書けるほど、自分の現在地がはっきりと明確になっていきます。自分に合った会社や目標を見つけたいのに自分の事がわかっていなければ、偶然を期待することになってしまいます。

この書き出した内容は誰にも見せる必要がないので本当に本心で書いてください。たくさん描いていくと更にどんどん思い出していって、場合によっては悲しい事や苦しい事を思い出して泣いてしまう事もよくあります。長い間苦しい事に耐えていると感情を抑えてしまっていることがあるのですが、涙を流す事によって気持ちに整理がついて癒やされる事があります。

 

進むべき目的地はどこか?

KEI

あなたの進むべき道は、あなたにしかわからない。

しかし「自分がやりたい仕事がない・・・。」「自分は何がしたいのかわからない・・・。」と悩んでいる人がたくさんおられます。この問題を深堀していかなければ堂々巡りになってしまって、転職をくり返しても結局わからずじまいになってしまいます。

自分との対話を深めていって、自分なりの答えを見つけるための記事も書きましたのでご興味があれば読んでみてください。

やりたい仕事が無い・何がしたいかわからない人の為のコーチング

 

仕事・人間関係・お金と価値観

仕事のストレスのほとんどが人間関係によるものだと言われています。

嫌な上司や先輩や同僚と一緒に過ごさなければならない時間は本当に苦痛です・・・。「一刻も早く仕事の時間が終わって解放されたい。」と思いながら仕事をしている人が世の中にはたくさんいます。職場の人間関係も最悪で、仕事内容も興味がないもので、給料や待遇もいまいちだったらできればすぐに辞めたいですよね。

では職場の人間関係は最悪だけど、仕事内容は好きな事で自分の目標にも役立つものだ、でも給料や待遇はいまいちだったらどうでしょうか?

もしくは人間関係は最悪、仕事内容は興味ない、でも給料や待遇はめっちゃ良かったら?

人間関係は良好で居心地が良い、でも仕事内容は興味ない、給料や待遇はいまいちでは?

 

これらの質問への答えはあなたの価値観が反映されます。人生で何を重要視しているのか、何に価値を置いているのか、何を選ぶのか、自分自身の価値観を明確にしていく事であなたなりの答えが見つかっていくでしょう。

人間関係・仕事内容・給料待遇の3つ全てが良い条件でそろうような職場はなかなか少ないかもしれません。どれも妥協したくない場合は独立起業する事もおすすめします。それはそれで大変な面もありますがわたしの場合は毎日楽しく働けていますよ!

 

なぜこんなに会社で働きたくないのか?

会社で働きたくない人がたくさんいますが、会社で働かない事はダメな事でしょうか?そう思ってしまう方もたくさんいますが、わたしは全くそう思いません!

KEI

わたしが何故そう思うのかを聞いてください。

多くの働く人が病んでしまっている社会

厚生労働省のページを見てみると多くの人が、ウツ病やメンタル不調になってしまっている事がわかります。

精神疾患により医療機関にかかっている患者数は、近年大幅に増加しており、平成23年は320万人と依然300万人を超えています。
内訳としては、多いものから、うつ病、統合失調症、不安障害、認知症などとなっており、 近年においては、うつ病や認知症などの著しい増加がみられます。

これは世の中の多くの職場環境が、精神的・身体的なストレスにあふれた環境だということではないでしょうか。

ウツ病にもメンタル不調にもなりたくないし、ハッキリ言ってそんな環境にいたくないですよね?すくなくともわたしは正直そう思います。

 

増え続ける日本の若者の自殺

一番健康で将来に希望を持っているはずの世代が自ら死を選んでしまう理由はなんでしょうか?個別には様々な理由があると思いますが、今現在の日本の社会は若者にとって「死んだ方がましだ」という社会だということではないでしょうか。

日本の若者15~24歳の自殺率は90年代以降ずっと上がり続けていて先進国の中ではダントツのようです。(グラフの画像はこちらからお借りしました)

 

先進国の中で最も自尊感情が低い

内閣府の調査によると、日本を含めた7カ国の満13~29歳の若者を対象とした意識調査(我が国と諸外国の若者の意識に関する調査(平成25年度))の結果から日本の若者の自己肯定感の低さ等がデータとして出ています。(グラフの画像は内閣府ホームページより)

自分のことを尊ぶことができない若者たちがこんなにも増えてしまった理由はなんでしょうか?それは社会をつくり子どもたちを教育(または洗脳)してきた大人たちの方に問題があるという考え方もできるのではないでしょうか。

 

エゴだらけの大人社会

大企業のトップやスポーツ界の大御所など、組織のトップに立っている人物たちの横領や暴力行為などがどんどん発覚しています。この社会で強い影響力を持ち多くの人を動かしているトップの人たちの本質が、自分本位なエゴであるという事はこの社会にはエゴが蔓延してしまっているということではないでしょうか。

他にも利益の追求を最も優先するものに置いた企業や、先進国の飽食な生活スタイルなどが人間以外の生き物たちの命や住む場所を奪っています。

 

おかしいのは大人や社会かもしれない

社会にはいじめ・パワハラ・モラハラ・不正などが溢れ、自分の事だけを考えて行動してエゴに生きる方が苦しいことも悲しいこともないかもしれません。心が純粋なひとほど苦しく生きにくい世の中と考えることもできます。

大人になればなるほど純粋さを失って心が曇っている可能性もあります、一番純粋で愛にあふれた存在が赤ちゃんでその次に子ども次に若者だったとしたら、その若者にとって生きるに値しない社会をつくってしまった大人の方がおかしいのかもしれません。

KEI

わたしは社会の方を変えていきたいと思っています。
「社会に出るのが嫌だ!会社で働くのがどうしても嫌だ!」というのは本当は純粋な心であればあるほど当然のことなのかもしれません。会社に行けない自分、家に引きこもっている自分をダメ人間だと思ってしまっている人もいるでしょう。しかしその人は本当に心が純粋なのかもしれません、少なくともわたしはそう考えています。

仮に今の社会がエゴに溢れた所だとしてそこに順応しようとするとエゴイストになってしまいます。しかしそれを純粋な心と魂は拒否している、エゴに飲み込まれずに愛で生きようともがくほど苦しい試練もやってきます。会社を辞めたり、家に引きこもったりする選択肢は、社会にとってはダメ人間だろうと純粋な心にとっては賢い選択肢かもしれませんよね。

最後にひとつ忘れてはいけないのは、本当に社員のことを考えて愛をもって接している経営者やリーダーも世の中にはいることです。そのような方のいる職場の場合はあまり人が辞めていくことはないのでしょう。そんな素晴らしい職場やリーダーが増えていくにはどうすればいいのでしょうか?わたしはコーチングなどを通じて実現していきます。

 

いかがでしたでしょうか?

この記事が社会で働くことに苦しんでいる本当は愛に溢れた若者たちの助けになれば幸いです。

それでは、また☆