【図解】3分でわかる「モーセの物語」出エジプトや十戒を解説

旧約聖書の「出エジプト記、レビ記、民数記、申命記」で語られているモーセの物語について、短時間で要点を理解できるように図解・要約しました。

実際の聖書には、膨大で多岐にわたる法律や祭祀の方法、衣服や建物のつくり方なども書かれてありますが、この記事では割愛しています。まずはストーリーの流れを知っていただくためのものとなります。

悩むひと

何となく聞いたことあるモーセの話ってどんな内容?

KEI

話の流れをおおまかに説明します。

出エジプト記などで語られるモーセの物語の概要

モーセの物語は、旧約聖書の中でも特に重要な部分を占めています。モーセは、神に選ばれて与えられた大いなる使命を果たし、イスラエル民族の歴史に深く刻まれました。この記事では、その物語を詳しく解説します。

モーセの物語は、出エジプト記、レビ記、民数記、申命記といった旧約聖書の一部で語られています。彼の生涯は、神の啓示と奇跡、そして人々の信仰と疑念を通じて、神と人間の関係を描き出しています。

モーセはファラオの娘の子として育ちましたが、真の出自はヘブライ人の奴隷の子でした。彼は成長すると、自分がヘブライ人であることを知り、その抑圧された民族を救うために行動を起こしました。しかし、彼の行動はエジプトのファラオによってとがめられ、彼はエジプトを逃れざるを得なくなりました。

その後、モーセは神の啓示を受け、エジプトに戻り、イスラエル民族の解放を求めることになります。彼は神の力を借りて、エジプトに10の災害をもたらし、ついにはファラオを説得して、イスラエル民族を奴隷生活から解放しました。これが「出エジプト」と呼ばれる出来事です。

解放後、モーセは民族を指導し、荒野を40年間彷徨いました。その間、彼は神から十戒を授けられ、これを民族に伝えました。十戒は、人々が末永く繁栄し、平和に生きるための道徳的な指針であり、今日でも多くの宗教や文化で重要視されています。

しかし、モーセ自身は約束の地「カナン」に到達することはありませんでした。彼はその地を見ることができましたが、そこに入る前に亡くなりました。彼の死後、イスラエル民族はヨシュアの指導の下、カナンを征服しました。

モーセの物語は、信仰と疑念、奇跡と試練、そして神と人間の関係を描いています。私たちがどのように生きるべきか、何を大切にすべきかを再認識することにも役立つでしょう。次の章から主要なエピソードを紹介します。

 

イスラエル民族を400年の奴隷生活から開放する

イスラエル民族がエジプトで400年間もの間、奴隷として生活していたことは、聖書の中でも特に重要なエピソードの一つです。

エジプトのファラオは、増え続けるイスラエル民族を恐れ、彼らを奴隷として厳しく働かせました。しかし、神は彼らの苦しみを見て、彼らを救うためにモーセを選びました。彼は神の啓示を受け、エジプトに戻り、イスラエル民族の解放を求めることになります。

モーセはファラオに対して、神の名のもとにイスラエル民族の解放を要求しました。しかし、ファラオはこれを拒否しました。その結果、神はエジプトに10の災害を送り、ファラオを追い詰めていきます。これらの災害は、血の川、カエル、蚊、アブ、家畜の疫病、腫れ物、ひょう、いなご、暗闇、そして最後にはすべての家の長子の死という恐ろしいものでした。

これらの災害の後、ファラオはついにイスラエル民族を解放することを許諾しました。しかし、ファラオは後に心変わりし、イスラエル民族たちを追い詰めました。それに対して、神は紅海を割ってイスラエル民族を救い、エジプトの軍勢を海に飲み込みました。

これが「出エジプト」と呼ばれる出来事で、イスラエル民族が奴隷生活から解放され、自由な民となった瞬間です。モーセは神の力を借りて、不可能と思われた大業を成し遂げ、民族を導きました。彼の信仰と勇気、そして神の奇跡を通じて、イスラエル民族は新たな生活を始めることができました。

しかし、解放されたばかりの彼らには、まだ多くの試練が待ち受けています。

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ちなみに、モーセは話し下手な人だったみたいです

 

末永く繁栄していくための教えを授ける

イスラエル民族がエジプトから解放された後、モーセは神から十戒と律法を授けられました。これは、イスラエル民族が末永く繁栄していくための教えであり、人々が平和に生きるための道徳的な指針と法律でした。

十戒は、神がモーセに与えた法の中でも最も重要な部分で、その内容は以下の通りです。

  1. ほかの神があってはならない
  2. 偶像を造ったり拝んではならない
  3. 神の名をみだりに口にしてはならない
  4. 安息日を聖なるものとする(日曜日は休む)
  5. 父と母を敬うこと
  6. 殺してはならない
  7. 姦淫してはならない
  8. 盗んではならない
  9. 偽りの証言をしてはならない
  10. 隣人のものを欲してはならない

これらの戒めは、モーセがイスラエル民族に伝えた神の教えの中心であり、社会の秩序を保つための基本的なルールとなっています。

しかし、民衆はすぐにこの戒めを破ってしまいます。モーセが40日40夜ひとりで山にこもって神から様々な教えを受けている間に、民衆はモーセの補佐役として指導的立場だったアロンに頼んで、偶像をつくって拝むという罪を犯してしまいます。

これを見た神は怒って、民とアロンを滅ぼそうとされますが、モーセの必死の祈りを聞いて思いとどまります。モーセは偶像崇拝の罪を犯した者たちを裁いて殺しました。

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この当時、周辺の民族が行っていた偶像崇拝は、子供を生贄にしたり淫乱なことを行う退廃的なものだとも書かれています。

 

カナンの地を前にモーセが最後に語ったこと

モーセは、イスラエル民族がエジプトから解放され、荒野を彷徨った後、ついに約束の地「カナン」を目前にして、最後の言葉を語りました。その後、後継者としてヨシュアを指名して生涯を閉じます。これは申命記の中で語られており、モーセの遺言とも言える重要なメッセージです。

旅の振り返り

モーセは長い旅路を振り返って民に語ります。エジプトからの解放、紅海の分割、荒野での放浪、マナの奇跡、水を湧き出させる奇跡など、神の導きと奇跡を思い起こしました。

しかし、その旅は困難なものでもありました。民は何度も不平不満を口にし、反乱を起こした者たちもいました。彼らはエジプトに戻りたいと言い、偶像を作り、神を試みて罰を与えられました。これらを振り返って、神の教えを守るように伝えました。

十戒と律法

また、神から授けられた十戒と律法を再確認しました。これらは、イスラエル民族が新しい土地で生きていくための規定です。

モーセは、神の法を守ることが、新しい土地での繁栄と幸福を約束する道であると語りました。彼は、神の法を守ること、公正と慈悲をもって行動すること、そして神の約束を信じることの重要性を強調しました。

祝福と裁き

神からの祝福と裁きについて語りました。モーセは、神の教えを守ることが、神からの祝福を受けるための条件であると述べました。一方で、神の教えを破ることは、神の裁きを招くと警告しました。モーセのこれらの言葉は、イスラエル民族に遺した最後の教えであり、その信仰と生活の指針となりました。

 

KEI

以上が「旧約聖書で語られているモーセの物語」の解説になります。
しかし、残念なことにその後、イスラエルの民たちは神を裏切ってしまいます。

参考文献

この記事の内容は「旧約聖書 新改訳 2017 電子書籍版」から要約しています。Kindle Unlimitedに登録されている方なら無料でレンタルできるので、もし興味がありましたらチャレンジしてみてください。

旧約聖書 新改訳 2017
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