心が折れそうな人へ「メンタルが安定する」3つの方法と名言の紹介

現代社会で働く人たちの多くは、物質的には満たされているはずなのに、精神的な苦しみを感じています。

この記事では、心が折れそうな時に役立つ名言や、心の平安を保つための具体的な方法を紹介します。私自身の経験も交えながら、しなやかに生きるためのヒントをお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

心が折れそうな時に効く名言

まずは、名言を紹介させて頂きます。

「失敗は成功のもと」 – 日本のことわざ
「困難は成長の機会である」 – アルベルト・アインシュタイン
「最も暗い夜も必ず明ける」 – ヴィクター・ユーゴー
「成功するまでやめないことが成功の秘訣だ」 – アンドリュー・カーネギー
「成功は一夜にして成し遂げられるものではない」 – コリン・パウエル
「自分を信じることが、すべての始まりだ」 – ウォルト・ディズニー
「どんなに遠くても、一歩ずつ進めば必ずたどり着ける」 – 中国のことわざ
「逆境は人を強くする」 – ヘレン・ケラー
「夢を追いかける勇気があれば、すべての夢は叶う」 – ウォルト・ディズニー
「成功は、準備と機会が出会うところにある」 – ボビー・アンサー
「自分を変えることができるのは、自分だけだ」 – ジム・ローン
「成功への道は、常に建設中である」 – リリー・トムリン
「希望は、心の中の灯火である」 – アリストテレス

様々な偉人の名言を紹介しましたが、参考になりそうなものはありますか?

私が個人的に良いと思ったものは「困難は成長の機会である」「逆境は人を強くする」です。他の名言のほとんどは、困難や逆境は、成功や夢を達成する道への通過点であるという考えが多いので、20世紀の物質的な成功を求める古い価値観を感じてしまいます。

現代に生きる私たちは、20世紀と比べると物質的には圧倒的に満たされているはずなのに、むしろ精神的な苦しみが増大している世の中に苦しんでいます。古い時代のように、多くの富や名声を得るために頑張っているのに、なかなか得られなくて「心が折れそう」と感じている人はほとんどいないでしょう。

むしろ、普通に生きたいだけなのに、なぜこんなに苦しいのか?という方が多いはずです。この記事では、そのような方に向けて心の平安が得られるような方法をお伝えしていきます。

ちなみに私は、20代の終わり頃にメンタルダウンしてしまいました。それもあって、心理学や脳科学などを学ぶ講座に通ったり、資格をとって人にも教えたりするようになれたので、結果オーライとも考えられますが、その苦しい状況の渦中にいるときは本当に毎日苦しかったので、なるべく早く解決してもらいたいと願っています。

心が折れないしなやか仕事術

私がお伝えしたい方法は、例えるなら、筋骨隆々(きんこつりゅうりゅう)でテストストロンに満ち溢れたプロレスラーのように力強いものではなく、合気道のように流れに対してムリに逆らわずに、その力の流れを利用していくような方法です。

仕組みやツールの責任と考える

仕事がうまくいかない時は、社内の仕組みがうまく回っていないので、仕組みやその一部となるツールの品質を向上させるように考えましょう。

失敗や不具合の原因が全て自分にあると考えるのではなく、確認の手順(フロー)や方法(書類の形式)などの分かりづらい部分を改善していくことで、失敗や不具合の原因を無くしていくようにすると、メンタルに余計な負担がかかりません。

さらに、仕組みとツールが社内ルールとして残るので、業務の属人化も防げます。

上司マーケティング

上司の興味関心ごとと予定をできるだけ把握しておきましょう。

今何を気にしているかがわかっていたら、先回りして報告したり、聞かれる前から準備を万全に整えておくことができます。こちらから上司に対して、何かをアピールしたりアプローチする必要はありません。マーケッターが市場を観察して傾向を分析するように、上司を観察しておきましょう。

自分の強みを広報する

広報活動のように、強みや得意なことを周りの人たちに伝えておきましょう。

これは、自分をアピールして承認欲求や自己顕示欲を満たすためではありません。なるべく苦手な仕事や作業を依頼されないようにバリアを貼っておくためにです。苦手なことをやらなければならない場合、得意なことに比べると圧倒的に時間がかかる割に、クオリティも低くなりがちなので、良い評価も得られません。

得意なことがわかっている方が相手もそれを頼みやすいので、自然と得意な仕事が集まって来やすくなります。

人と関わらない

ストレス要因の大半は人なので関わらないことをおすすめします。もちろん、接客や営業など業務の内容によっては、人と関わることがメインの仕事もありますので、可能な範囲でということになります。会社の飲み会などの場は、上司マーケティングの情報収集と、自分の強みをそれとなく広報する目的でうまく活用してください。

人との最低限の接点を上手く活かすには、情報の収集と伝え方を磨いていくこと、あらかじめ流れを作っておいてシンプルにすることが重要です。

 

メンタルが安定する習慣術

習慣は基本的に自分だけで完結できるので、他者との関係性に左右されず自分のペースで変えていくことができます。とはいえ、習慣を変えることもやはり一朝一夕ではできないので、一気にやろうとせずに一歩ずつ着実に変えていきましょう。

止めたほうが良い習慣

あたり前の話になってしまいますが、やはり煙草や過度の飲酒の習慣はやめた方が良いでしょう。

わたしは20代の頃、ストレスをごまかすために煙草を一日一箱以上吸っていましたが、一時の気休めにはなりつつも、やはり身体に悪いことをしているのは自分でもわかっているので、罪悪感がチリのように少しずつ積もってきて、身体もメンタルも弱らせてしまいます。さらに、お金もかなりかかってしまいます。

スマホを頻繁に見る習慣もやめた方が良いです。意識していなくてもメンタルを乱す余計な情報が沢山入ってきてしまうので、必要な連絡や調べもの以外にダラダラ見ていると、ゴミのような情報が脳にたまってしまいます。特に夜は、睡眠の質にも強く影響するので、スマホを極力見ないことがメンタルの安定につながります

スマホやパソコンなどのデジタルな情報媒体は、意図せず余計な情報が大量に脳に取り込まれてしまうので注意が必要です。だからこそ、デジタルデトックスを意識してアナログなものに触れる習慣を身につけると良いでしょう。

取り入れてほしい習慣

適度な運動や質の良い食事と睡眠に加えて、おすすめの習慣が二つあります。

一つ目はクリエイティブな芸術活動です。音楽が好きな方は歌を歌ったり楽器を演奏すること、ダンスや演劇を練習して舞台で発表すること、絵画やイラストを描いて作品を発表することなどです。芸術の腕を磨いたり作品づくりに没頭していると、いつの間にか普段のストレスのことを忘れて心がすっきりしてきます。

二つ目はお祈りをすることです。自分が置かれている状況が好転していくようにお祈りをしたり、心の苦しみから救われるためにお祈りしたり、自分の力だけでは変えられないことはお祈りしてみましょう。その祈りがすぐには叶えられなくても、悩み続けるよりも口に出してお祈りする方が、心が少しスッキリします。また、お祈りは一人ですぐにできるので、お金も時間もかかりません。また、マインドフルネス瞑想などよりも簡単で誰でもできます。

わたしは人生に絶望した時、お祈りによって救われた経験があるので、大きな苦しみを抱えた方にはお祈りを強くおすすめしたいと思っています。あと、自然や動物(ペット)に触れることも癒されますね。

 

ムダに頑張らない生き方

ムダに頑張らないとは、不要なことや非効率なことに時間やエネルギーを投資しないことです。その反対に、有意義なことに時間とエネルギーと、お金も投資していきましょう。

ムダな頑張りは様々なものがありますが、メンタルが不安定な人がよくやってしまいがちなのが、承認欲求を満たすための行動です。

自分がやりたいことや向いていることではなく、本来やるべきことでもないのに、周りの人からの承認を得るためや否定や拒絶される恐怖を回避するために、やらなくてもいいことを頑張ってしまうことがあります。

しかし、それをしたところで本当に承認を得られるかもわかりませんし、承認を得られたところで長続きもしないものです。ですので、本当にムダが多いと言えます。

他によくあるムダな頑張りは、物質・名誉・金銭・恋愛などに執着してしまうことです。これらを手に入れようといくら頑張っても手に入れられる可能性は低いうえに、手に入れてもまた失ってしまいます。そして、執着心が強ければ強いほど頑張りますが、その分手に入らないことや失ってしまうことに苦しみが増していきます。そのため、メンタルが安定しません。

では、有意義なこととは何でしょうか?

それは、あなたが幸福に生きられることです。どうすれば、自分が幸福に生きられるかを探して、それを確実に実行していくために、時間・エネルギー・お金などを投資していきましょう。ムダなことはできるだけ早くやめて、シンプルな生き方をすることで心に平安が得られます。

 

本当に価値ある生き方とは

本当に価値ある生き方はどのようなものなのか?
幸福に生きられる道はどのようなものなのか?

あなたは、これらの問いに答えられますか?
おそらくはとても難しいでしょう。

これらの問いに対する答えを見つけていくためには、まずは古い考え方を捨てて新しい考え方に入れ替えていく必要があります。これまで作り上げてきたあなたの脳では、その答えを導き出すことはできないので、脳を作り替えていかなければなりません。言い方を変えれば「洗脳」を解く必要があるとも言えるでしょう。

パソコンやスマホに例えると、新しいOSにバージョンアップする必要があるということです。いくら脳の情報処理速度を早くしても、情報を保存できるメモリを増設しても意味がありません。考え方や物事のとらえ方である基本OSから取り替えなければ、その答えを導き出していくことが難しいのです。まずは、常識を疑うことから始めてください。

自分の脳にインストールされている、古い考えや古い言語をアンインストールするために、静かな時間を持って深く自己を探求していきましょう。

 

まとめ

この記事では、心が折れそうな時に役立つ名言や、心の平安を保つための具体的な方法を紹介しました。以下は、要点を箇条書きにまとめたものです。

  • 偉人の名言:困難や逆境が成長の機会であること など
  • しなやか仕事術:仕組みとツールを改善、上司マーケティング、自分の強みを広報する、人と関わらない。
  • メンタルが安定する習慣術:クリエイティブな芸術活動やお祈りを取り入れる。
  • ムダに頑張らない生き方:承認欲求や物質的な執着から解放される。
  • 本当に価値ある生き方:新しい考え方を取り入れ、幸福に生きる道を追求する。

この記事が、あなたのヒントとなり、強くしなやかでより良い人生を歩むためのお役に立てれば幸いです。

KEI

最後までお読みいただき有難うございました。

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