アイコンを使えばわかりやすいプレゼン資料は簡単に作れる

わかりやすく伝わるプレゼン資料を作りたい人へ、まず初めにオススメしたい手法が「アイコンの活用」です。

わかりやすく見せるための手法がたくさんある中で、最も手っ取り早く簡単で、なおかつ見栄えもよくしてくれるのがアイコンです。まずはこれを使って頂いて、その後にデザイン的なことも学んでいくと、資料作成スキルがどんどん高まっていくでしょう。

この記事では、アイコンを使ったプレゼン資料の作り方について詳しく解説します。

悩むひと

わかりやすい資料ってどう作ればいいの?

KEI

まずはアイコンを使ってみましょう!
この記事の期待効果
簡単にわかりやすいプレゼン資料を作れる
・パワーポイントのデザイン力を高められる
・周りから高く評価される資料が作れる

アイコンを使ったプレゼン資料の事例サンプル

普段から様々なところで目にするアイコンは、シンプルな見た目でプレゼン資料にも適しているビジュアル素材です。これを使うことでテキストだけで情報を伝えるよりも、直観的で視覚的に訴えることができます。

以下に、アイコンを使ったプレゼン資料の事例を紹介します。

おしゃれな表紙のビジュアル素材

プレゼン資料の表紙の事例

プレゼン内容と関連のあるアイコンを表紙に使って、資料の視覚的な魅力を高めることができます。

ビジネスプロセスの視覚化

アイコンを使ったプレゼン資料の事例

ビジネスプロセスの各ステップを理解しやすくすることができます。例えば、製品の製造プロセスを表すために、原材料のアイコンから製品のアイコンへと進む一連のアイコンを使用すると、文字を読まなくても瞬時に理解がしやすくなります。

データの視覚化

データの表現にアイコンを使った事例

アイコンはデータを視覚化するのにも役立ちます。例えば、製品の普及率や人口統計データを表すために、人々のアイコンを使用することができます。これにより、データが視覚的に理解しやすくなります。

 

アイコン使用前と使用後の比較

アイコンを使う事で資料のわかりやすさがどのように変わるのか?比較してみていきましょう。

使用前

アイコン使用前の事例

テキストだけで情報を伝える場合、視覚的な要素が欠けているため、情報の理解に時間がかかることがあります。また、テキストだけでは、情報の優先順位や関連性を視覚的に示すことが難しい場合があります。

使用後

アイコン使用後の事例

アイコンを使用すると、情報を視覚的に伝えることができます。これにより、情報の理解が速くなり、情報の優先順位や関連性を視覚的に示すことが可能になります。また、アイコンは視覚的な興味を引くため、視聴者の注意を引くのに役立ちます。

このように、アイコンを使用することで、プレゼン資料はより効果的でわかりやすくなります。

 

アイコンの選び方

ビジネスシーンでよく使われるアイコン

よく使われているアイコンの紹介

ビジネスシーンでよく使われているアイコンは、多くの人が見たことがあり一般的に認識されているため、情報の理解をスムーズに伝える効果があります。例えば、メールアイコン、電話アイコン、人物アイコンなどは、ビジネスコミュニケーションでよく見かけるアイコンです。

プレゼンの目的に合わせたアイコンの選び方

目的によって適切なアイコンは異なります。

例えば、製品の特徴を強調するプレゼンテーションでは、製品に関連するアイコンを選ぶと良いでしょう。また、会社のビジョンを伝えるプレゼンテーションでは、そのビジョンを象徴するアイコンを選ぶと効果的です。

アイコンを選ぶ際には、そのアイコンが伝えたいメッセージを強化するかどうかを考えることが重要です。そのためには、アイコンが何を象徴し、どのような印象を与えるかを理解することが必要です。

 

プレゼン資料に使えるアイコンの種類

資料作成に使えるアイコンは様々なサービスが提供されているので、その代表的なものを紹介します。

パワーポイント標準のアイコン

パワーポイントのアイコンスクリーンショット

パワーポイントには、標準で多くのアイコンが用意されています。これらのアイコンは、ビジネスシーンでよく使われるものから、特定の業界やテーマに特化したものまで、幅広い種類が揃っています。パワーポイントのアイコンは、色やサイズの調整が容易で、自由にカスタマイズすることができます。

キーノート標準のアイコン

keynoteのアイコンスクリーンショット

Appleのプレゼンテーションソフトウェアであるキーノートにも、多くのアイコンが標準で用意されています。これらのアイコンは、Appleのデザイン哲学に基づいて作られており、シンプルで洗練されたデザインが特徴です。

フォントオーサムのアイコン

フォントオーサムのスクリーンショット

フォントオーサムは、ウェブ上で広く使われているアイコンセットです。数千種類のアイコンが用意されており、ウェブサイトだけでなく、プレゼンテーション資料にも使うことができます。フォントオーサムのアイコンは、ベクター形式で提供されているため、サイズを自由に調整することができ、解像度を気にすることなく使用することができます。

フリー素材サイトのアイコン

ICOON MONOのスクリーンショット

オススメのアイコン素材サイト「ICOON MONO

シンプルでビジネスに使いやすいアイコンだけでなく、個性的で面白いアイコンなど数多く揃っているので、サイトを見ているだけでも楽しいです。

他にも、フリーのアイコン素材を提供しているサイトは数多く存在しています。これらのサイトから、プレゼンテーションのテーマに合ったアイコンを探すことができます。ただし、フリー素材サイトのアイコンを使用する際には、著作権に注意する必要があります。

フリー素材サイトの注意点

フリー素材サイトからアイコンをダウンロードして使用することができますが、その際にはサイトの利用規約を確認することが重要です。利用規約には、アイコンの使用方法や配布方法、商用利用の可否など、著作権に関する重要な情報が記載されています。

また、フリー素材サイトには、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスなどの特定のライセンスが適用されている場合があります。これらのライセンスは、アイコンの使用方法を規定しています。例えば、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの一部には、作品の作者を表示する必要があるという条件が含まれています。

 

アイコンを活用したプレゼン資料の作り方

STEP.1
プレゼンの目的を明確にする
相手に何を伝えたいのか、相手にどんな行動をして欲しいのか?
まずは、目的を明確にしましょう。
STEP.2
プレゼンのロジックを組み立てる
目的を達成するために、相手にどう伝えていくかを組み立てていきます。相手のニーズに寄り添ってメリットやデメリットをわかりやすく伝えるための内容を考えます。
STEP.3
資料のページ構成を考える

プレゼン資料の構成を手書きした例

プレゼンのロジックを資料で表現するために、より具体的な内容を考えていきます。上記のように紙などに手書きで設計図のように書いていくのがおすすめです。

STEP.4
各ページのキーメッセージを作る

キーメッセージを作成している画面

資料で伝えるメッセージは1ページ1メッセージが基本です。キーメッセージを明確にして、その次に補足や根拠となる情報を用意します。

STEP.5
アイコンを選定・配置する

アイコンを配置している画面

キーメッセージ以下の情報を視覚的に表現するためのアイコンを選定します。テキストを読まなくても情報がある程度理解もしくは想定できるようなアイコンを選んで配置します。

STEP.6
詳細テキストを入力する
最後に詳細なテキストを配置・入力して完成です。ミスが無いか見直してプレゼン本番に備えましょう。

 

アイコンを使ったデザインのポイント

アイコンをプレゼン資料に使用する際には、デザインのポイントを押さえることが重要です。以下に、色の選び方、サイズの調整について解説します。

アイコンと資料の配色を調和させる

アイコンの色は、視覚的な印象を大きく左右します。資料全体のデザインの統一感を考えて、色数を増やさずに調和のとれた色使いを心がけましょう。

アイコンの色を設定している画面

色数が多くなるとデザインの調和を保つのが難しくなるため、配色は基本的に2色と無彩色(白・黒・グレー)におさえることを推奨します。

サイズ調整の際の注意点

アイコンのサイズもまた、視覚的な印象を大きく左右します。サイズの調整には以下のようなポイントがあります。

  • 視覚的なバランス:アイコンのサイズは、スライド全体の視覚的なバランスを保つために重要です。大きすぎるアイコンは他の要素を圧迫し、小さすぎるアイコンは視覚的に見落とされる可能性があります。
  • 情報の優先順位:アイコンのサイズは、情報の優先順位を示すこともできます。重要な情報を伴うアイコンは大きくし、それよりも優先度の低い情報を伴うアイコンは小さくすることで、視覚的に情報の優先順位を示すことができます。
  • 空白の利用:アイコン周りの空白は、アイコンの視認性と読みやすさに大きな影響を与えます。適切な空白を確保することで、アイコンが目立ち、情報が伝わりやすくなります。

 

わかりやすい資料デザインのポイント

最後に、わかりやすい資料デザインのポイントをいくつか紹介します。

  • 情報の階層化:情報は、大きなテーマから小さな詳細まで、階層的に整理することが重要です。これにより、相手は情報を段階的に理解することができます。
  • 視覚的な強調:重要な情報は、色、大きさ、位置などの視覚的な要素を用いて強調すると良いでしょう。これにより、相手の注意を重要な情報に引きつけることができます。
  • 余白の利用:情報を詰め込みすぎず、適度な余白を残すことで、視覚的な混乱を避け、情報の読みやすさを保つことができます。
  • 一貫性:デザインの一貫性を保つことで、資料全体を通じて情報を理解しやすくなります。色の使い方、フォントの選択、アイコンのスタイルなど、デザインの要素は全体を通じて一貫しているべきです。

 

まとめ

この記事では、アイコンを使ったプレゼン資料の作り方について詳しく解説しました。アイコンは、情報を視覚的に伝えるための強力なツールであり、適切に使用することでプレゼン資料は一段とわかりやすくなります。

アイコンの選び方から、色とサイズの調整、配置の基本ルール、デザインのバランスまで、アイコンを効果的に使用するためのポイントを押さえました。また、アイコンの著作権についても触れ、法的な問題を避けるための重要な情報を提供しました。

これらのテクニックを活用して、あなたのプレゼン資料を次のレベルに引き上げてみてください。視覚的な要素を適切に使用することで、情報はより効果的に伝えられ、視聴者の理解も深まります。

アイコンを活用したプレゼン資料作成、ぜひ挑戦してみてください!

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