こんにちは、正木啓です。
ミッションというテーマでフィクションの物語風に記事を書いてみました。楽しんでいただけたら幸いです。
登場人物のご紹介
KEI
先生
老師
1章. 見えない御縁のキーワード『アイヌ』
先生
しかし、この時は気付けなかった『アイヌ』というキーワードが、これからの自分にとってどんどん重要なものになって行くのでした。
老師に出会えたのも先生の導きによるものでした。老師のもとでは失われた文明の英知を再起動して、天と地と繋がって生きる本来の人間の役割を取り戻すための修行をしています。超簡単に言うと魔法使いになるための魔法学校のようなものでしょうか。そこで老師曰く
老師
2章. ご先祖様と戦前の樺太
祖父母の住んでいた家が今は空き家になっているのですが、そこに住むかもしれないという人があらわれた事で、家を早急に片付けなければならない事態になりました。お爺さんとお婆さんの荷物を整理していると、戦前に住んでいた樺太(サハリン)時代のアルバムが出てきて、それを見ていて「お爺さんお婆さんは、樺太に帰ってみたかったんじゃないかなぁ。」と感じました。
先生
3章. アイヌに関する勉強
樺太のアルバムの発見とほぼ同じタイミングで、「なんと!なんと!」アイヌ展が大阪の国立民族学博物館で開催されるではないですか。「めっちゃいいイベントやってるやん♬」アイヌについて調べようと思っていた矢先に、ベストなタイミングで用意されていたそのイベントに早速行ってみました。
しばしの睡眠から目が覚めて教授の自己紹介を聞いていると「なんと!」教授自身にもアイヌの血が流れていて、母方の故郷は樺太だと言っているではありませんか!
先生
「やった!アイヌについて一歩前進かもしれない!」そう喜んで、お爺さんの樺太時代のアルバムも持参して会いに行きました。会いに行った席には「なんと!」樺太について研究されている教授も同席されていました。
樺太に住んでいた先住民族はアイヌだけでなく、ニブフ族・ウイルタ族・エベンキ族などの北方少数民族といわれている人たちがいて、樺太で日本軍の作戦にも協力してくれていたそうです。わたしの祖父は樺太の北緯50度線上にあった旧日ソ国境の警備をしていたと聞いているので「北方少数民族とも何か縁があるかもしれないなぁ」と思いました。
神戸護国神社には、日本で唯一の北方少数民族を慰霊するための慰霊碑があることも教えてもらい、早速次の週の空いている日に行ってみることにしました。そこでも仕組まれたような必然的な出会いが待っているのですが、お爺さんの願い、大東亜戦争と北方少数民族、地球の命運を左右する謎、これらが交差して物語が急展開して行きます。
中編に続く。
ミッションは突然に(仮)中編 〜衝撃のメッセージ〜