前編・中編の続きで、ミッションというテーマでフィクションを書いています。
ミッションは突然に(仮)前編 〜見えない縁をたどる旅〜 ミッションは突然に(仮)中編 〜衝撃のメッセージ〜7章. 人類滅亡と親孝行と先祖供養
老師
KEI
老師
先生
人間はこの地球上に70億人以上いますが、このまま増えて行ったらどうなってしまうか。いやこれ以上増えなかったとしても、急速に進んでいる環境破壊によって神様がつくった自然の循環システムが壊れていっています。
国際自然保護連合の動植物「レッドリスト2000年版」によると、ほ乳類の24%にあたる1,130種、鳥類が1,183種と動植物合計11万1,046種が絶滅の危機にあることを公表されていて、毎年5万~15万種(毎日100~300種)が絶滅している。過去の絶滅の数万倍の速度で絶滅しているといわれています。
これらは、人間による大気汚染・海洋汚染・土壌汚染などの環境破壊が原因です。戦争や核実験、原子力発電所からでる核廃棄物、海の生き物や鳥が食べて死んでしまうマイクロプラスチックやポリ袋、人間の便利な生活は自然環境の大量消費によって他の生き物や、未来の世代の生活を犠牲にしてなりたっています。
老師
老師曰く、その奥義は「天と地をつなぐ奥義」「時空間を最適化する奥義」「平行宇宙(パラレルワールド)を入れ替える奥義」です。人類の破局がせまってきてこれまでよりも更に厳しい修行が始まりましたが、それで人類や地球がすくわれる望みがあるのならば何でもやってやろうと思いました。
名古屋に住む弟子仲間の一人がわざわざ仲間にみせるために大阪で映画の上映会を開催してくれました。
1人1人の個人はただ何となく便利で快適な生活をしているだけですが、実は家庭排水も環境汚染の大きな原因になっています。日本人1人あたり約250リットルの排水が毎日流れていっていますので、これを見直していくと環境への負荷を軽減できます。
そのためには地球上の生き物で圧倒的な数の微生物(特に善玉菌)の力をかりることが有効です。神々に破局を考えなおしてもらうために、地球と人類のために、わたしは自分のミッションとして1年間映画の上映会を開催する事にしました。
【蘇生・祈り】1年間の上映会ミッションが無事終わりました。
もう一つ始めたことは『先祖供養』ご先祖様とご縁のある靈の方々に線香をあげて祈りをささげました。ほぼ毎朝それをやっていると不思議と気持ちが落ち着いてきたり、ご先祖様が喜んでくれているような気がします。
以前先生が言ってくれていた「お爺さんは君に何かをやってほしいと言っているよ」は何なのか?青森には行けたけど、樺太には今は冬だから行けないし「何をすれば喜んでもらえるんだろうか」と考えた結果。『親子三代展』を開催する事にしました。
悔いが残らないように母がやりたがっていたことでもある絵の展示会を開きました。たくさんの方に作品を見てもらえてお爺さんもきっと喜んでくれたことでしょう。
あなたも人類が滅亡してしまう前に親孝行してくださいねw
また同時並行で、神様の秘密も徐々に明らかになっていきます。皇室の紋章である十六菊花紋と古代文明との関係、古代ユダヤと日本の関係、日本書紀や古事記から消された神々など、今までわからなかった事が少しずつわかってきて謎が解けていきます。
色々な土地で縁を感じていた神様『国常立大神』の正体は地球そのものでした。身体が地球であり意識が国常立大神という神様、それが活発化してきているので日本列島の様々な場所で自然災害がおこっています。
先生
8章. カウントダウン
わたしを含めて老師の弟子たちは、各地で破局回避のための活動をそれぞれ展開していきます。あるものは破局の話を広く伝えるために講演会やお話会を企画したり、さまざまな知恵や人を老師と皆の元に連れてきたり、海外の重要地点で波動をつなぐ奥義をしてきたり、総力を結集して破局回避のために働きました。しかし・・・
老師
老師
KEI
わたしの樺太でやってこなければならないミッションは、天地を繋ぐ奥義と並行宇宙(パラレルワールド)を入れ替える奥義です。天地を繋ぐことで日本と全世界につくられた波動トンネルを通じて日本と世界を新たにくくりなおし、愛の波動を転送していくシステムをつくること。
並行宇宙(パラレルワールド)を入れ替えて破局へと進む一因となっている日本とロシア(ソ連)との関係性を、違うパラレルと入れ替えること。
亡き祖父母の魂を住んでいた町ホルムスク(旧真岡)に連れて行くこと。
これをやらなければ、10月には破局が始まってしまいます。残された時間はほとんどない・・・わたしは8月中に樺太に行かなければならないので、めっちゃ苦手でやりたくない海外旅行の手配や準備を急ぎました。慰霊碑で出会ったおうぎさんに色々と情報を頂き、先生にも全面的に協力してもらって、飛行機を乗り継ぎついに一年ごしに樺太までやってきました。
しかし地球と人類の破局がかかったミッションの遂行という未だかつて無いプレッシャーで異国情緒を楽しめる心の余裕がありません・・・。
日本統治時代にはかつて神社だった跡地にて天地を繋ぐ奥義をおこない、いま生かして頂いていることへの感謝の気持ちを捧げると、サァァーーーーーーーと急に風が吹いて葉擦れの音がしてきました。
「ここは日本の神社と同じ感じがする・・・。きっとうまく出来たに違いない」と思って少しホッとしました。
お爺さんお婆さんが住んでいた町ホルムスク(真岡)にやってきました。
町の風景とお爺さんの地図を見比べているといくつか共通点がみつかります。ここのすぐ近くでは日本とソ連の戦闘もあり塹壕跡も残っていました。
しかし、もう一つの『並行宇宙(パラレル)を入れ替える奥義』を行なうべき場所はどこなんだろうか?これまで来た所ではピンと来ませんでした。明日は最後の日です、果たしてうまくミッションを遂行できるのだろうか。ちなみに日本語ガイドさん(ロシア人)によると、ここ数年で地球の波動は7Hzから30Hzくらいにまで上がっているそうです。
最終日はお爺さんが警備していた所であり、日本とソ連の境目であり北方少数民族との深い関わりがあった北緯50度線上の国境付近。市街地から遠すぎてガイドさんは来てくれなくて、ドライバーさんはロシア人で日本語は話せませんし英語もめっちゃカタコトです。
そしてなぜか前日の夜に泊まったボロボロの安ホテルの部屋は、なぜか今まで感じたことが無いくらい強烈なデジャブ体験でした。
先生にそのあたり一帯へ結界をはってもらい邪魔が入らないようにサポートして頂き、老師から授かった奥義の型霊を身体と意識で形作り、パラレルワールドを入れ替える言霊を発声します。ドライバーには変な行動を怪しまれないようにご先祖のために祈りをささげていると伝えておいて、時間をかけて念入りに奥義をおこなってきました。
先生
ひょっとすると全くムダなことをしているかもしれない。地球のために自分のできることを精一杯やるだけですが何も確証はありません。
しかし日本に帰る直前に先生が樺太の木々たちに平和を祈り、その祈った所を見てみると・・・
「OK!」
きっと何かが伝わったのは間違いないと確信しました。せっかくなので美味しいものを食べて、ほっとしながら大阪へと帰るためにサハリン空港へ向かいました。
9章. 菊理姫神
老師
これまで日本全国たくさんの神社や聖域といわれるところを訪れ、神代文字で書かれた遺跡を発見したり、人の力や現代の科学技術では不可能な石積みを発見したり、2本柱ではなく3本柱の鳥居を発見したり、塗り替えられた神様の名前を知ったり、日本とキリストやモーゼとの意外な関わりなどを知ってきました。日本に隠された秘密は数多く壮大で、常識で考えていては理解することが出来ません。
「ここに繋げばいいのか。」と思ったわたしは、絶えず練習してきた奥義をここでもおこないました。
ロシアの大統領が極東ウラジオストクでの東方経済フォーラムの全体会合(9月12日)でいきなり平和条約の提案をして問題になっています。
この流れがこれからどう展開するかはわかりませんが、領土問題の話し合いが今も進んでいて日本とロシアの間で何かが起こってきているのは確かなようです。
そして問題の10月に入りました、私たちのやってきたことや人間の可能性を神々に認められなければ、破局の未来へと進んで行ってしまいます。もしかしたら明日死んでしまうかもしれない、今日会うこの人ともこれで最後かもしれない、少々憎い人がいたとしても明日か来週あたりにはみんなまとめて死んでしまうかもしれません。空や大地や海も無くなってしまうかもしれません。最後の瞬間までどのように過ごすかを本気で考えました。
老師
思いや行動が通じたのか、ありがたいことに11月になってもわたしたちはまだ生かせてもらえていました。しかし3月に伸びた(元の予定に戻った)だけ・・・、これからわたしたちはどのように生きていけばいいのでしょうか。
人類は地球とともに生きていける存在なのか地球を破壊してしまう存在なのか、ひとりひとりの生き方が常に神様にみられています。人間さえ良ければいいという考えはエゴです、突き詰めるとエゴによって環境破壊がおこなわれ私たちは自滅していきます。
人間も動物も自然も地球も宇宙もすべてが繋がっていて平和だったかれらの記憶は、YAPという特殊な遺伝子(いわゆるDの一族)として日本人の一部の人たちの内に眠っています。
一説によるとその遺伝子は琉球とアイヌの人たちに多く受け継がれているそうです。
失われた古代文明の生き残りであり、東経135度の新文明中心地に存在し、和を持って尊しとする 今この世界に必要な価値観をもった日本人が目覚めることが、地球にとって急務なことは間違いないでしょう。
ひとつのミッションが終わって喜びもつかの間
また新たなミッションが待っています。
ミッションは突然に(仮) – おわり –
*この文章はすべてフィクションです、登場する人物や出来事や情報などすべて架空のものです。