2018年8月に旅行してきた、樺太(サハリン)のおすすめスポットをまとめました。全て実際に行ってきた生情報です、これから樺太(サハリン)へ旅行をお考えの方などへ参考になれば幸いです。
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樺太(サハリン)おすすめ観光スポット
まずは、樺太(サハリン)でおすすめの観光スポット7カ所ご紹介します。
サハリン州郷土博物館
場所:ユジノサハリンスク(旧豊原)
住所:Kommunisticheskiy Prospekt, 29, Yuzhno-Sakhalinsk, Sakhalinskaya oblast’, ロシア 693010
樺太(サハリン)の州都であるユジノサハリンスクで、おそらく最も有名な観光スポットだと思います。私が行った時にも日本人を含めて、色々な国のお客さんがいました。
ソ連時代、日本統治時代、ロシア帝国時代、先住民(樺太アイヌ、ニブフ、ウイルタ族など)の暮らし、野生動物など、樺太(サハリン)の歴史や文化に触れることが出来る博物館です。
なかなか見応えのある博物館で、全て観て回って出てくると2時間くらい経っていました。日本統治時代に建てられた樺太庁の庁舎をそのまま使っている、日本風のめずらしい建物だからか、博物館や敷地内の噴水をバックに、記念写真を撮りにくるカップルも多い人気のスポットでした。
こちらは博物館の解説をした動画です。
ロシア正教会
場所:ユジノサハリンスク(旧豊原)
ユジノサハリンスクに数カ所、ロシア正教会がありました。上記の写真はその中でも最も新しく出来た正教会です。日本語ガイドさんに案内してもらい、教会の中でお祈りもさせてもらう事が出来ました。(誰でも入ってお祈り出来るようです)
美しい内装、荘厳な雰囲気、地元の人々の祈る姿を見て感じることができます。
展望台&スキー場
場所:ユジノサハリンスク(旧豊原)
住所:Maksima Gorkogo, 1B, Yuzhno-Sakhalinsk, Sakhalin 693010, Russia
ユジノサハリンスクの市街地から車で10分くらいの場所に、冬はスキー場として稼働してる山がありました。わたしが登った8月はトレッキングや、マウンテンバイクを楽しむ方もいました。
山の中腹までと、頂上までのゴンドラが稼働していますので、楽々と山の頂上まで登って行く事ができます。この日は曇りだったのですが、晴れていたらもっときれいにユジノサハリンスクの町が一望できたでしょう。頂上にはちょっとしたCafeもありましたので、コーヒーとケーキを食べました。
樺太神社跡
場所:ユジノサハリンスク(旧豊原)
樺太の一ノ宮であった、樺太神社があった場所です。現在は公園になっていましたが、自然が多く清々しい場所で、神社に行った時と同じような雰囲気がしました。主祭神は、大国魂神、大己貴神、少彦名命という神様だったそうです。
参道を通って社殿があった場所に行くと、現在は戦車が展示されていて、地元の子どもたちが喜んで一緒に写真を撮っていました。
旧真岡の王子製紙工場跡など
場所:ホルムスク(旧真岡)
ユジノサハリンスクから車で約2時間
日本統治時代の、王子製紙工場跡です。ホルムスクは小さいけどにぎやかな活気のある港町で、その一角に日本時代の名残がいくつか残されています。
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旧敷香の王子製紙工場跡など
場所:ポロナイスク(旧敷香)
ユジノサハリンスクから車で約4時間、鉄道で行くことも出来ます。
こちらも、日本統治時代につくられた王子製紙の工場跡です。こちらの工場跡は、真岡の工場跡とは違って、かなり近くで見学することも出来ます。ユジノサハリンスクから車で連れてきてくれたドライバーのニコライと記念に撮影しました。
旧国境付近の様々な慰霊碑
場所:北緯50度
ユジノサハリンスクから車で約5時間
ポロナイスクから車で約1時間
上の写真は50度線を示すモニュメントです。この旧国境付近にはたくさんの慰霊碑が作られていて、戦争で亡くなった方々を慰霊するものや、平和を祈るための記念碑がありました。
樺太(サハリン)おすすめ料理店
樺太(サハリン)で、実際に食べたおすすめの料理店3カ所ご紹介します。
Chernaya Koshka
場所:ユジノサハリンスク(旧豊原)
住所:Chekhova, 43A, Yuzhno-Sakhalinsk, Sakhalin 693007, Russia
Marusya
場所:ユジノサハリンスク(旧豊原)
住所:Lenina St., 219, Yuzhno-Sakhalinsk, Sakhalin 693000, Russia
参考 Marusyaトリップアドバイザー
Beef Burger
場所:ユジノサハリンスク(旧豊原)
住所:Komsomolskaya St., 146a, Yuzhno-Sakhalinsk, Sakhalin 693000, Russia
その他、樺太(サハリン)旅行の見どころ
おすすめ観光スポットや料理店以外の、樺太(サハリン)旅行の見どころをご紹介します。
やっぱり地元のスーパーや市場は楽しい
洗剤コーナーを見てみると日本語の商品もけっこうありますね。スーパーや市場に買い物に行くと、いかにも観光客向けのお土産物屋さんではなく、地元の人たちが買っている安い値段で買い物ができるだけでなく、普段の生活ぶりも感じることができるのが、旅行の楽しみのひとつです。
樺太(サハリン)に来て、一番印象に残っているのは食べ物の美味しさでした。海外旅行へ行くと、国によっては料理の味があわず、日本食の店にいってしまったりすることがありますが、樺太(サハリン)ではそれが全くなく、お店で食べる料理も、スーパーで買った総菜やパンやお菓子もどれも美味しかったです。私の特におすすめは、チョコと黒パンとゼリーです。
カラフルな町並み
樺太(サハリン)では、鮮やかな色使いのカラフルな建物なども印象的です。新しく現代風のキレイなマンションや、旧ソ連時代の古くて老朽化した団地、日本統治時代の博物館や工場跡など、様々な時代背景のある建物も見どころのひとつです。ちなみに、道路を走っている車はほとんどが日本車でした。
先住民達の暮らしに驚き!
この写真は、始めに紹介したサハリン州郷土博物館に飾られていた、先住民達の写真(1935年)です。おそらくは家族か仲間たちの集合写真だと思うのですが、右端をよく見てみてください。く、くま?家族の一員のなかに子グマが一緒に並んでいます。
樺太(サハリン)には、アイヌ・ニブフ・ウイルタ・エベンキといわれる先住民達がもともと暮らしていました。その人たちは動物や自然を神様として大切にして、共に暮らしていくという価値観をもっていました。アイヌにはイオマンテ(熊送り)という伝統的な儀式があり、子グマは大きくなるまで家族同然に大切に育てられていたそうです。
廃墟好きにはたまらない工場跡
こちらも先に紹介しましたが、樺太(サハリン)には日本統治時代の、王子製紙工場跡がいくつか残されています。わたしは廃墟にくると何故か少しワクワクしてしまう廃墟好きなので、テンションが上がってたくさん写真を撮っていました。実際に近くで見るともっと圧巻です。
樺太(サハリン)の行き方
今回の旅行の場合は、日本のツアー会社を使わずに、航空券は全て自分を手配して、現地の案内は樺太(サハリン)のツアー会社に直接依頼をしました。わたしは大阪在住なので、関空から札幌へピーチで移動し札幌から樺太(サハリン)へ入ります。札幌の新千歳空港からユジノサハリンスク空港へは約1時間半の移動で、月・水・木・土の週4回の便があります。
成田空港からも、約2時間でユジノサハリンスク空港へ行ける便が、火・金の週2回運行していますので、実はかなり気軽に行けてしまいます。関東にお住まいの方でしたら、成田までの移動時間+空港待ち時間+フライト2時間なので、おそらく4時間〜5時間くらいで行けます。
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樺太(サハリン)現地の旅行会社
お世話になった現地の旅行会社『ビートモ』のオフィスです。
日本のツアー会社が提供している樺太旅行のツアーもありますが、今回はサハリンの旅行会社へ直接依頼しました。メールで問い合わせして日本語で対応してくれます。こちらの希望通りに日程を組んでくれて、旅行代金の現地でのクレジットカード払いにも対応してくれました。
ビートモ社が手配してくれた、日本語ガイドのヴェスタさんも、ドライバーのニコライさんも、とてもいい人でサハリン旅行は本当に楽しかったです。