仕事のストレスの大半は職場の人間関係と言われます。
この記事では、職場でメンタル不調やうつ病をださないための上司の伝え方を3ステップにまとめました。
より良い職場をつくるためにお役に立てましたら幸いです。
上司の伝え方で職場のやる気は変わる
職場のストレスの大半の原因は人間関係にあります。
直属の上司とは、近い距離で顔を合わせて毎日コミュニケーションをしているので、そのやりとりは特に影響力が強くなります。
わたし自身も、管理職で部下との関係がうまくいっていなかった時コーチングを学び、自分の伝え方や在り方をすこしずつ改善していく事で、コミュニケーションの質が高まり、スタッフが辞めないやる気に満ちた強い職場環境をつくることが出来るようになっていきました。
今回は、そんな上司の伝え方のポイントを紹介させて頂きます。
1. スタッフのストレス度を見極めて伝える
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能力が高く責任感もある優秀なスタッフでもストレス度が高い状態では、十分な力は発揮できません。
いつもなら素直に受け取れているような言葉でも、弱っている時やたくさんの心配をかかえている時には、変な風にうけとってしまい、傷ついたりする事もあります。
ストレス度が高い事に本人も気づいていない事があります。そのような時には、ストレスチェックを活用することで自分自身でも測定する事ができます
制度的なストレスチェックでは医療機関などに提出する必要がありますが、自己採点も出来ますので、自分で自分をセルフチェックする事も出来ます。
ストレスチェックは、厚生労働省のページで簡単に行なう事が出来ます → http://kokoro.mhlw.go.jp/tool/worker/
これは、スタッフだけでなく上司自身にもおすすめです。
自分自身やスタッフの、ストレス度に気をつけてから何をどのように伝えるか考えてみるとより良い伝え方ができるようになります。
2. まずは感謝の気持ちを伝える
「ありがとう」という言葉や、態度で感謝の気持ちをまずは伝えましょう。
指示や連絡をする時や部下からの報告を受けた時など、ひとつひとつの接点で感謝の気持ちを伝えていくと、上司とコミュニケーションをとる事自体に好印象をもつようになってきます。
そうすると、コミュニケーションが活発になり信頼関係が深まっていくので。伝えたい事をしっかりと受け取ってくれて仕事も確実に実行されるようになります。
そのためには、ほんの少しでも感謝できる事を日々さがしていく事が必要です。
例えば、毎日の朝礼やミーティングなどで「良かった事や感謝したい事をシェアしてください」というような簡単な発表をしてもらうようにして、しばらく続けていくと良かった事や感謝したい事を自然と探すようになっていき、いつのまにか上司もスタッフも感謝しあう文化が創れます。
3. 失敗したときは、解決策にフォーカスして伝える
失敗やミスの原因を知ることは再発防止につながりますが、必要以上な原因追及はスタッフの過剰なストレスになりメンタル不調へとつながる危険性があります。
解決策にフォーカスして伝えることでスタッフのメンタル不調を防ぎながら問題解決もスムーズに進みます。
その時、可能であればなるべくなら解決策をスタッフ自身が考えられるようにサポートが出来るとより望ましいです。
答えをすぐに渡してしまうことは問題解決力が養われる機会を奪ってしまい、失敗した苦い経験だけが心に残ります。
問題解決に多少時間がかかっても許されるなら、自分で答えを導き出せるように問いを投げかけてあげたり、上司自身の過去の手痛い失敗経験などを話してあげる事で勇気づけられたり、さらに信頼関係が強くもなります。
自分で解決策を考え、失敗を乗り越えられると何よりも自分の自身になり成長につながります。
職場のやる気アップのためにぜひ取り入れてみてください。
それでは、また☆