世界レベルの目標設定コーチング(ワークシート付き)

成功者

こんにちは、OFFICE YourDesignの正木啓です。
世界的な成功者でありコーチングの第一人者から学んだ『目標設定』について詳しくご紹介していきます。かなり長い記事ですので保存いただいて何回かにわけてお読み頂くとよいかもしれません。

基本的な目標設定方法

目標設定を考える女性

1. 夢や目標は紙に書きとめよう。

自己啓発などを学ぶと必ずと言っていいほど出てきますが、多くの成功者などが言うようにわたし自身も効果があると感じています。

わたしが10代後半に仕事を考える上で思ったのが、好きな事で食べていきたい、自分の好きな事は作品をつくる事、だからデザインの仕事をしよう。そして社会人なりたての時に自己啓発を学んで「デザイン事務所で独立して自分で仕事をしていく。」とノートにおそるおそる書きました。その約10年後、その夢は叶って現在デザイン事務所OFFICE YourDesignとして事業をさせて頂いています。

2. 目標ははっきり具体的にした方が達成できる。

例えば「将来独立したい」よりも「将来デザイン事務所として独立したい」の方がより達成しやすくなります。今ある目標をさらに深堀していくとよいでしょう。

3. 目標は計測できるものにしよう。

例えば「10Kg痩せる」などのように客観的に第三者がみても計測できるようにすると目標は達成しやすくなります。数値を設定することが最も代表的な方法です。

4. 目標は自分のやりたい事にしよう。

当たり前のようですが、日々『やりたくない事』ばかり考えている人は多いものです。自分のやりたい事を考えて目標にすると前向きな変化がおこりやすくなります。

心理学では人間には2種類のモチベーションがあると言われています、ひとつが『やりたい(Want to)』もうひとつが『ねばならない(have to)』です。仕事だからやらなければならない・・・上司の言うことだから聞かなければならない・・・そのようなネガティブなモチベーションばかりでは心にストレスが溜まってしまうでしょう。

5. 自分へのごほうびを設定しよう。

例えば「◯◯を達成したら温泉旅行にいく!」とか「我慢していたスイーツを食べる!」など、目標を達成した自分自身にプレゼントを用意して目標へ向かう行動を促すことができます。

 

目標設定するメリット

大金

目標を明確に設定できると日々の雑多な情報に流されず、目標の達成に必要な情報入手や行動に集中して取り組むことができる。

人間の脳は重要な情報とそうではない情報とをふりわけるフィルター機能(RASといいます)があるので、目標を明確に具体的にすればするほど目標達成に不必要な情報はキャッチしなくなります。

また人は良くも悪くも周りの環境に強く影響をうけるものです、目標達成に適した環境に身をおけるのであれば良いですが、いきなり環境を変えることは難しいことが大半でしょう。しかし目標を明確にセットすると脳内環境が変わりはじめます。

 

目標設定の意外なデメリット

進路

目標設定のデメリットはメリットのそのまま裏返しですが、目標に向かって集中すればするほど周りが見えなくなってしまいます。自分の目標達成に役立つ情報ならすぐにキャッチできるのに、それ以外の情報がキャッチできなくなる傾向があります。

極端な例ですが、とにかく稼ぐことに特化して目標設定していると、一緒にいても稼ぐことには役に立たない友人と疎遠になっていったり。道ばたで困っている人がいても稼ぐためには役立たないので気にもとめないというような、自分中心の考え方におちいってしまう危険性もあります。

自分の目標をしっかり見据えつつ同時に周りのことにも気づかえるような、集中しながら周りもしっかり観れている状態がベストです。

 

夢や目標がわからない時のヒント

目標のヒント

目標は絶対に無くてはならないものではありません。

夢も目標もなくても幸せに生きている人はいます、必ずしも無くてはならないものではありません。まず目標は置いといて自分のとっての幸せについて考えてみることも、あなたの人生をより充実させるために役立つでしょう。また自分にとっての幸せや周りの人の幸せを考えていく中で、夢や目標がみつかることもよくあります。

また経済的な成功に偏った目標設定をしている方にも、一度たちどまって考えてみてほしい大切なことです。

【動画】一生を通してわたしたちを健康で幸福にしてくれるのは何でしょう?


もし、この動画で語られる幸福について知らなければ、いくら目標を達成しても幸せにはなれないかもしれません。ぜひ動画を見て自分の幸せ、そして周りの人たちの幸せについて考えてみてください。

幸せの4つのレベル

こちらはわたしがコーチングの師から教わった考え方です。

レベル1嫌な事を避けて自分だけは気分よく過ごせている幸福。
レベル2利己心から人より優れた人間になるために努力する。人から褒められた時や認められた時に幸福を感じるが、人間関係は葛藤だらけで大切な何かが欠けているがそれが何かはわからない。
レベル3人を助ける事に幸福や素晴らしい気分を感じる。自分を忘れて他の人や全地球の事を考えるようになり、全体のために貢献できる自分であろうと願う。
レベル4無条件の愛が理解できる。何を学ぶことが出来るか何を与える事が出来るかといつも考えている。自分が持っている最善、最高の愛情で応えられる。

あなたはどのレベルでしょうか?心が成長していけばいくほど周りの幸福が自分の幸福になっていきます。

自分だけが良ければいいというようなエゴがベースにある目標設定は、心を曇らせてしまうことにもつながるでしょう。目標を達成して自分が何かを得るためだけでなく、周りにも喜ばれるような目標を考えていくと、自分も周りも幸せになりながら心も磨かれていきます。

スティーブジョブス最後の言葉

私は、ビジネスの世界で、成功の頂点に君臨した。他の人の目には、私の人生は、成功の典型的な縮図に見えるだろう。

しかし、仕事をのぞくと、喜びが少ない人生だった。人生の終わりには、富など、私が積み上げてきた人生の単なる事実でしかない。病気でベッドに寝ていると、人生が走馬灯のように思い出される。

私がずっとプライドを持っていたこと、認証(認められること)や富は、迫る死を目の前にして色あせていき、何も意味をなさなくなっている。この暗闇の中で、生命維持装置のグリーンのライトが点滅するのを見つめ、機械的な音が耳に聞こえてくる。

神の息を感じる。死がだんだんと近づいている。。。。

今やっと理解したことがある。人生において十分にやっていけるだけの富を積み上げた後は、富とは関係のない他のことを追い求めた方が良い。もっと大切な何か他のこと。それは、人間関係や、芸術や、または若い頃からの夢かもしれない。終わりを知らない富の追求は、人を歪ませてしまう。私のようにね。

神は、誰もの心の中に、富みによってもたらされた幻想ではなく、愛を感じさせるための「感覚」というものを与えてくださった。私が勝ち得た富は、(私が死ぬ時に)一緒に持っていけるものではない。私が持っていける物は、愛情にあふれた思い出だけだ。

これこそが本当の豊かさであり、あなたとずっと一緒にいてくれるもの、あなたに力をあたえてくれるものあなたの道を照らしてくれるものだ。愛とは、何千マイルも超えて旅をする。人生には限界はない。行きたいところに行きなさい。望むところまで高峰を登りなさい。全てはあなたの心の中にある、全てはあなたの手の中にあるのだから

世の中で、一番犠牲を払うことになる「ベッド」は、何か知っているかい? シックベッド(病床)だよ。あなたのために、ドライバーを誰か雇うこともできる。お金を作ってもらうことも出来る。だけれど、あなたの代わりに病気になってくれる人は見つけることは出来ない。

物質的な物はなくなっても、また見つけられる。しかし、一つだけ、なくなってしまっては、再度見つけられない物がある。人生だよ。命だよ。手術室に入る時、その病人は、まだ読み終えてない本が1冊あったことに気付くんだ。「健康な生活を送る本」

あなたの人生がどのようなステージにあったとしても、誰もが、いつか、人生の幕を閉じる日がやってくる。あなたの家族のために愛情を大切にしてください。あなたのパートーナーのために、あなたの友人のために。そして自分を丁寧に扱ってあげてください。他の人を大切にしてください。

成功者の代表的な一人でもあるスティーブ・ジョブズが最期に語ったことは、特にこれから成功を目指す人にとって真剣に考えてみる価値があるでしょう。

 

目標設定とコーチングの関係

コーチングとはそもそも目標達成をサポートするための手法です。

コーチは『馬車』であり、クライアントを現在地から目的地(目標)へと早く快適に連れて行くための乗り物が語源です。またこれからどこに行けばわからない(目標設定ができていない)クライアントが、目的地を自分で考えて決められるサポートをすることも含まれます。

わたしがコーチングを学んだのは、世界的な成功者でコーチングの第一人者と言われたルータイスという人物です。その彼から直接教わったことや、それらを実践しながら日本の時代の流れも加味した最新の方法をご紹介してまいります。

 

目標設定の前にするべき準備

目標とする的

これから目標を設定していこうという方へ、事前の準備にしてほしいのが『これまでのふり返り』です。

これによって自分が培ってきた能力、経験、素晴らしさに気づいたり、新たなゴール(目標)や自分の内なるリソース(資源)に気づくことが期待できます。自分が頑張ってきた事に心を向けると感謝の気持ちや勇気が湧いてくるかもしれません。

まずは前月とか先週とか、近い所から思い出していくと記憶もまだ新しいので出てきやすく、それをきっかけに芋づる式に思い出しやすくなります。スマホやパソコンでスケジュール管理している方はスケジュールアプリを開いてさかのぼってみていきましょう、手帳をつけている方やFacebookやブログなどを頻繁に更新されている方は振り返りやすいですね。

それらを見ながら過去をさかのぼって、自分がやってきたことや頑張ったことに心を向けて、リストアップしてください。

160104_ゴール設定のための1年間の振り返り

コーチングワークシートのダウンロード

1年間の振り返りコーチングワークシート(PDF)を用意しましたのでこちらからダウンロードしてお使いください。

 

心の状態を高めてから、スタートラインに立つ

目標へのスタートライン

どんなゴールに向かってスタートするのか?

目標を決める前に心の状態をたかめましょう。過去の振り返りをおこなうことで、自分のリソースに気づくだけでなく過去の成功体験を脳内で再体験しています。子どもの頃から今までに成功してきたこと、成し遂げてきたこと乗り越えてきたことを思い出してみてください。それだけでも自信がでてきます。

自信がある状態での目標設定と、自信がない状態での目標設定では目標の質が変わってくると思いませんか?よい状態で目標を考えていくとより良い目標へもチャレンジができます。最初にたてる目標の質によってその後の1年が終わる頃には大きな差となって現れてくるかもしれません、目標設定してスタートする前の準備も大切です。

 

まず未来のビジョンを描く

未来のビジョンを描く

目標は自分で決めるものではなく、逆算で決まってくるものです。

よくある目標の立て方は過去の結果から足し算して決めるやりかたです。例えば今年の売上が1000万円だったから来年は1200万円を目標にしようとか、会社ではよくありがちで間違いではありませんがコーチング的にはオススメではありません。

まずは魅力的な未来のビジョンを描くことからはじめましょう。過去を基準にするのではなく枠をとっぱらって自由に魅力的な未来のビジョンを描くことが目標を考えるうえで何よりも大切です。わたしのコーチングの師は戦争や差別のない平和な世界のビジョンを描いていました。

この時、自分にとって望ましい未来、周りの人たちにとって望ましい未来、世界中の人たちにとって望ましい未来とはどういう未来なのかという広い視点をもつと良いでしょう。狭い視点で考えているとビジョンも目標も狭い範囲のものにしばられてしまい心の盲点(スコトマ)を多くつくってしまいます。

今現在の活動を基に未来を考えるのではなく、例えば世界的に活躍している未来の自分に見えているビジョンなどを具体的に描いていくと可能性が大きく開いていきます。また沢山の人にとって魅力的なビジョンを描いていると、沢山の人に共感されて応援が集まってきやすくなります。

 

目標設定は過去を基準にしない

目標を書き出す

目標を過去や現状から積み上げ式で考えてしまうと発想が乏しくなってしまい、自分でも気付いていない潜在能力や未来の可能性を眠らせたままにしているかもしれません。まずは常識から離れてぶっ飛んだ未来のビジョンを描いてみると視点が広がっていきます。

そしてそのぶっとんだ未来にいる自分自身のことも、いま持っている資格やスキルや経験などを基準に考えるのではなく、未来の自分はどんな人でありたいのか?未来の自分像も魅力的なものを描いていきましょう。

コーチングワークシートのダウンロード

未来から逆算して考えるためのコーチングワークシート(PDF)も用意しましたのでこちらからダウンロードしてお使いください。

 

広い視点で多角的なビジョンを描く

広い視点のコーチング

どんな未来のビジョンを描くのかを多角的に考えてみましょう。

例えば男性でありがちなのは『仕事の成功』というビジョンや目標はあっても、それ以外のことは何も見えていなくて仕事の目標は達成したけれど、家族や恋人や友人との時間はほとんどとれていなくて疎遠になってしまったり、働き過ぎで健康的とはいえない状態になっていたりします。

狭い視点でビジョンを描くと、何かの目標は達成できてもそれ以外のことが見えなくなってしまって、人生トータルで見た時にけっして幸せとは言いがたい状況にもなりかねないのです。

KEI

わたしは昔、仕事や収入面の目標は達成したけど、気付いたらプライベートの人間関係はボロボロ、心も身体もストレスでボロボロになってしまったことがあります。

例えるならば、他には目もくれず必死になって登り続けたハシゴの頂上に着いて周りを見渡してみたら、登るハシゴを間違えていたみたいな感じです、登りはじめる前に色んな視点で考えましょう。そして登りはじめてからも登ることに集中しながらも周りをしっかり観ることを忘れてはいけません。

仕事・収入・健康・趣味・成長・家族・友人・地域・日本・世界、これらは例えですが色々な視点から考えて調和のとれたビジョンを描いていくと後々からも後悔しない目標になっていくでしょう。

目標設定のコーチングワークシート

コーチングワークシートのダウンロード

調和のとれたビジョンや目標を考えるためのコーチングワークシート(PDF)も用意しましたので、こちらからダウンロードしてお使いください。ワークシートの空白の項目は、ご自身でバランスを考慮し項目を記入してみてください。

 

目標は達成できないこともある

目標へ向かう人

目標設定して日々頑張っていますが、達成できないことがわかった時どうしますか?

KEI

以前、こんな事があって目標をあきらめました・・・

今年はフルマラソンを走る!という目標をたてたことがあって、少しずつ走る量を増やしていくことにしました。普段からジョギングしていましたし走ることはどちらかというと好きです。

しかし10km以上走っていると膝が痛くなってどうしても走れなくなってしまいます。何度走っても同じでいろいろな人に相談してみた所、わたしは膝の形はすこし変形しているようで(成長期に急激に骨が伸びたため)長い距離を走ることに向いていないようです。長い距離を走っているとどんどん膝が痛くなって、身体が健康になるどころか膝がどんどん悪くなってしまうので健康的にはむしろマイナスの影響があるということがわかりました。

そもそも何故フルマラソンを走ろうと思ったのかというと、身体が整い精神的にも磨かれると思ったからであり健康的でバリバリ活躍しているビジョンを描いていたからでした。フルマラソンを走るという目標を達成することはむしろ、健康体からは遠ざかってしまいますので、この場合は目標を変更してもかまいません。

目標に囚われるのでなく、大きなビジョンを描いて逆算で目標は決まっていきます。

ビジョンから考えるとフルマラソンを走るということは良い手段とは言えなくなってきます、例えばヨガに通うとか武道教室に行ってみるとか他の目標に変えていくことで、またビジョンの実現に近づいていくことができるでしょう。

 

目標は自分都合で決めない

小さな子どもと四葉のクローバー

人は外の環境の変化によって大きく影響をうけます。

他者や外部環境によって大きく影響されるような目標もあるでしょう。例えば『今年中に恋人をつくる!』とか『今結婚相手をみつける!』とかは自分だけで決められるものではありません、また『有名な◯◯会社に就職したい!』などの目標も会社が決めることでもありますし、業績不振や不祥事の発覚などで状況が変わってしまうこともありえます。

極端な話でいくと、子どもたちが将来こんな職業に就きたいという目標をもったとしても、その職業は10年後にもあるのかわからないし(例えばAI化で人は必要なくなるかもしれない)、日本が戦争になっていて徴兵制度が始まっていたら目標としていた職業にはつけないどころか戦地にいって戦わなければならないかもしれません。(そのような国はまだまだ世界にたくさんあります。)大きな震災がおきれば慣れ親しんだ土地に住むことも難しくなることもあり得るでしょう。

どんな環境であってほしいのかというビジョンを描き『そのために自分が何をできるのか?』を考えていきましょう。環境と切り離された自分の都合ばかりの目標は、周りの環境の変化によってすぐに破綻してしまいます。

KEI

あなたはどんな世界のビジョンを描いていきますか?

わたしはコーチングを広めて、世界の子どもたちや全ての生き物が幸せに暮らせる、戦争や差別や虐待のない未来の世界を描いていきたいと思っています。

 

ビジョン→現状認識→アクション

目的地と現在地の説明

まずビジョンを描いていきましょう。

それが世界的な成功者だったコーチングの師が常々言っていた事でもあります。

自分の事だけでなく周りの人たちや地域や世界のことなど、色んな視点から考えてビジョンが描かれてくると、その次にやって頂きたいのが現状の認識・現在地の把握です。ビジョンは未来のゴール地点で、現在地はスタート地点になります。今どこにいてこれからどこに行きたいかを明確にすればするほど、最新型のカーナビのように脳が半自動的に行き方を探してくれるようになります。

この現在地を正確に知るために大切なことは、ポジティブすぎてもダメ、ネガティブすぎてもダメというところです。行き過ぎたポジティブシンキングの人は自分のダメな所が見えないので現在地を甘く設定していまい、行き道に潜むリスクにも気付きません。ネガティブすぎる人は逆に慎重になりすぎて前に進もうとしません。

どちらかに偏ることなく中庸で現実をそのまま受け入れるように気をつけましょう。そうするとゴールまでの行き道がどんどん見えてきてどんなアクション(行動)をすればよいかが決まってくるでしょう。思いついた目標ややりたい事があれば紙などに書き出していってください。

 

目標達成への心理的な障害

カゴの中の鳥

行動すると結果がでます。

今までと違う行動をとればいままでと違う結果がでます。現在地から離れてゴール(目標)に向かうためには今までとは違う行動をする必要があります。どんな行動をすればいいかは、これまでの手順を踏んでいただければある程度出てくるでしょうし、知っている人に聞いてみたり、本やインターネットで調べたりすれば沢山の情報が得られます。

しかしここでよくある問題が『心理的な障害』です。

「やるべき事はわかっている・・・でもやる気が起きない。」という事をよく聞くのではないでしょうか。もちろんわたしにもありますし、周りからもよく聞くセリフです。テスト前で勉強しなければいけないけど、なんとなく部屋を片付け出して時間が過ぎていってしまったり、運動しようと決意しても3日坊主になったり、例を挙げればキリがないほど多くの方が悩んでいるところです。

これは顕在意識と潜在意識とのギャップによって起こります。

 

脳と心の仕組み(顕在意識・潜在意識)

顕在意識と潜在意識の説明

氷山の一角ではなく水面下にあるものを観る。

顕在意識(けんざいいしき)と潜在意識(せんざいいしき)に関する説明でよく出てくるのが、顕在意識は氷山の一角だという表現で、見えている部分は実はほんのわずかな氷山の一角であって、その水面下にはもっと大きな潜在意識と言われている領域があるといわれています。

いくら頭(顕在意識)で目標設定して行動しようとしても、潜在意識の方が拒否していると心理的障害として行動を阻みます。

「やっぱり、やらなくてもいいかぁ」

「運動よりも、今のわたしらしさを大切にしよう」

「リスクが高すぎるからまだ準備が必要だ」

とか、潜在意識が全力でやらなくてもいいような言い訳をもっともらしく用意してくれますので、ある意味安心して現状のままで満足してしまいます。この潜在意識の『現状維持メカニズム』は生命維持のために不可欠のものだったため、生物としてのこれまでの長い歴史から身につけてきたものでしたが、人間にとって安全な現代での意識変革には障害ともなります。

このような心理的な障害を乗り越えていくためには、顕在意識だけでなく潜在意識へのコーチングが有効です。

 

潜在意識を書き換える方法

目標設定している人

心は顕在意識と潜在意識のギャップを嫌う。

変わりたい自分(顕在意識)と変わりたくない自分(潜在意識)とのギャップを心は嫌いますので、そのギャップを必死に埋めようと自動的に働きます。ビジョンや目標(リスクや可能性)をあきらめるという選択か、現状の自分でいること(安心安全)をあきらめるか、どちらか一方を選べば心のギャップはなくなります。

潜在意識の中にある『セルフイメージ』という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

セルフイメージとは『自分が思っているわたしらしさ』です。わたしの成績は00点くらいとか、わたしは周りの人から◯◯な人だと思われているとか、わたしには◯◯は向いていないとか、自分に対する自己評価や他者からの評価・強い感情の記憶などが入り交じったものがセルフイメージです。

セルフイメージを変えることで行動している自分、ビジョンを実現している自分が新しい当たり前になっていき、これまで何となく出来なかった行動も楽しく自然体で実行できるようになります。

KEI

自分にとっての当たり前となっている事を見直しましょう。

極端な例ですが、虐待されてきた子どもには「大人はひどい事をする存在で自分はいつも殴られたりひどい事を言われる存在だ」というようなセルフイメージが強固に出来上がってしまいます。その状態の子に対して優しい言葉をかけたり、愛情を持って接しても受け取る事が困難になってしまいます。そして自分にひどい事をするように仕向けようと無意識的に行動してしまいます。

他には、DV被害にあった女性がなぜかまたDVをするような男性を選んでしまったりするのは、セルフイメージに合った現実を無意識に選んでいるからです。他人がいくらアドバイスしてもなかなか聞いてはくれないでしょう。

セルフイメージが変わろうとする自分を現状に引き戻そうと働いてしまいます。

 

集合意識へのアクセス

深海の光

顕在意識・潜在意識から更に深層にあるのが『集合意識』といわれる領域です。

一人ひとりが頭で考えての行動ではなくて、世界規模のシンクロが起こったり全く意図していない必然的な出会いがおこったりするのは、この集合意識で全ての存在がひとつに繋がっているからだとも考えられていて、わたし自身はその説を信じています。

KEI

ここから先の話は科学的ではありませんが、これからの時代に本当に重要だと感じている内容です。

集合意識の領域においては全ての人たちと見えない所で繋がっています。全てのつながりとの調和がとれているからお互いに生かしあうことが出来ているなら、自分だけの目標というのは本来はあり得ないことかもしれません。

集合意識にアクセスすることでそこにある情報をダウンロードすることも出来ます。直感やひらめきに優れたアーティストはダウンロードしたメッセージを作品に込めています。わたしは漫画が大好きなんですが近年で言えば『ワンピース』などは本当に神がかった作品で全世界に対してある重要なメッセージを発信しています。

自分の頭だけで考えた自分だけの目標ではなくて、すべてのつながりを幸せにするようなビジョンを描いて、自分を超えた大いなる存在から必要な情報やメッセージをダウンロードしていきましょう。

わたしたち人間にとって物理次元でつながることが出来る最大のものが地球という存在です、まずは地球意識とのつながりを深くすることがこれからの時代は重要になっていきます。

 

地球レベルの広い視点で目標設定

宇宙の星々

人間は善玉菌、それとも悪玉菌?

地球や宇宙からみると人間は見えないほど小さな存在です、人の身体に住んでいる微生物たちも見えないほど小さな存在です。人間を中心に考えると見えてこないことが、地球レベルの視点で考えるとまた面白い発見があるでしょう。

例えばですが、腸内細菌たちが自分たちの好き勝手に目標設定したりやりたい事を自己実現したら人間は非常に困るわけです。どんどん悪玉菌が増えてしまったり、細胞も必要な働きができなくなるので、腸内環境が悪化してお腹を壊してしまいます。お腹が痛くなったら人間なら薬を飲んだり下剤を使って腸内の菌たちを一掃するでしょう。

逆に地球から見た時に、自分の身体に住んでいる人間という小さな生物が、好き勝手に自分の目標設定したりやりたいことだけやっているようでは困るわけです。ちゃんと役割を果たして働いてくれる人がいたら評価したくもなると思いませんか?わたしたち人間の身体は様々な小さな生き物が住む地球のようなコミュニティです。新たな視点として地球視点もふまえたビジョンを描ける人類が増えていくと、どんどん世界は平和になっていくでしょう。

 

世界的成功者の最期のゴール

コーチングの師匠

わたしが目標設定やコーチングを学んだ師はルータイスという方で、世界的な成功者でありコーチングの第一人者でした。

その方から受け継いだ世界レベルの教えや偉大な使命をシェアしていくことで、世界の平和に貢献したいと思っています。もしご興味があれば、こちらの記事もお読みください。

世界的成功者の最期 前編 〜究極のゴール設定〜

 

わたしの目標設定

最期にわたし自身の目標設定をあらためてご紹介させていただきます。

日本の若者の自殺率が異常に高い事をご存知でしょうか?20代の人たちの死因の約50%は自殺です。これは先進国の中でとびぬけて高い数字です、また先進国の中で日本の若者の自尊感情は最も低いというデータも出ています。

経済的に物質的に世界でもトップレベルで豊かなはずの日本では、若者の自殺や子どもの虐待などが年々増えていっています。わたしはこのような現状を変えたいと思っています。そのためにわたしが目標としている事のひとつが『日本の自己肯定感を高める』です。

またこの日本の問題は、日本をモデルに経済発展を遂げようと目指している発展途上国の10年〜20年後におこってくる問題でのあるかもしれません。いま日本が抱えている問題は心の問題だけではありませんが、それを自分たちの手で解決する事は、これからの世界にとっても役に立てる事ではないでしょうか。

大人と子どもへのコーチングを通じてその目標を達成し、平和で心豊かにくらせるビジョンを実現していきます。もしよかったら、戦争や差別や虐待などがない平和な未来のビジョンを共に描いていきましょう。

 

セルフコーチングを学ぶ講座【メンタルラボ】

コーチングは人のゴール達成や成長に役立つツールです。自分自身の目標ややりたい事の実現はもちろん周りの人のゴール達成を助けることにも役立ちます。

セルフコーチングの講座では、様々な質問・考え方・心理学・脳科学などを体系的に学び、自分で自分自身をコーチングして人生をより良くしていく力を身につけることができます。